夢に描いた世界を買えるなら、いくらまで払いますか?

短編作品にも関わらず、独創的な発想力による世界観、感情表現、情景描写などいずれも素晴らしいです。正直言って、ビックリ!

遠い昔、ひとりの占い師風の婆さんが物売りをするアニメシリーズを読んだ時と同じ感動です。それを世界観を変えて小説でここまで描くのは困難だと思っていました。
(相当なレベルの文章力と企画構成力がないと無理)

この少年は「一握の砂」で、本当の夢を買えたのですね。傑作の作品だと思います。