§010 2022,08,31(Wed)



完全CO2フリー1TW(10億kW)級発電所の建設支援―――。

そのインパクトは絶大。


結果的に会議で採択された共同宣言は、

“新たなエネルギー資源の元、脱炭素施策を可及的速やかに推し進める事に、各国が最大限の努力をする”

と定められた。


実際彼女のプレゼン以降、最近の国際会議で常態化しているR国非難の応酬はなかった。

実質ハブられたとはいえ、非難の内容が盛り込まれない共同宣言の採決に積極的な反対もできない。

表立った非難が無いのにこの当たり前な宣言に反対すれば、自らを近視眼的な暗愚の老害、と認めることになる。

彼女の言葉上は、日本国が認めれば輸出供与は吝かではない、と言っているだけなのだ。

そしてもしここで全否定してしまえば、未来永劫協力について一縷の望みも絶たれる、そんな危惧がそれらの国にも生じた。

事実上非難の代わりに完全無視されただけだが。

R国は非難が無いから反論として自らの正当性を主張することもできない。

環境に関しては、寧ろ無策、何一つ発言することも出来ない。

軍事侵攻に手一杯で国内CO2削減など目標しか決まっていないのだから。



R国天然資源・環境相は一切非難の無かった国際会議で、最も大きな敗北感を感じていた。






そしてそのニュースはTOP扱いで世界を駆けた。

それどころか、TVは緊急速報としてテロップを流し、号外や緊急特番迄組まれた。

“Icube社、G20環境・気候変動閣僚会合にて、日米欧3極に1TW(10億kW)級結晶格子内常温核融合CI-LENR発電所建設を提案”


予定通り即日終了した会議は、当初何の成果も期待されていなかった。

G20本会議のいわば前座でしかなく、実質各国の事前調整にしか過ぎない。

そして軍事侵攻以来、R国が出席する国際会議は常に非難の応酬だけで終わるからだ。

今まではニュースでもそんな会議が開かれている、と言った扱いで、開催されている事にすら興味のない人が殆どだ。


だが一企業の唐突なオブザーバー出席が全てを変えた。

発言の模様は、本編編集なし、サブに世界主要20ヶ国語に同時通訳されネット動画に上げられた。

再生数は瞬く間に10億を超え、今も増え続けている。

何局かが放送した緊急特番でも取り上げられ、誰もがその華と蜜と、そして刃と毒さえ含む発言の内容、それをさらりと吐く絶世の美女に釘付けとなった。

その美女が腰掛けた15兆円の立方晶炭素錯重窒素硼素cCCBN結晶、100年発電できるとしたら電力単価20円/kWとしても1.75京円に相当することが紹介される。

そして大多数の視聴者は、1TW(10億kW)という出力が、日本国内で使用される電力・燃料を問わず全てのエネルギーを合計した2倍に相当する、とその美女が語った言葉と有識者の解説を聞き、初めて1TW(10億kW)という発電の規模を認識、緊急速報が流れた理由を知った。

目標を設定した者が、実は到底困難と知りつつ宣言した日本の2030年に於けるCO2削減目標を、たった1基でクリアできる存在―――。

人類のサスティナビリティを維持するために不可欠な、しかし夢だった技術―――。



3年前のCOP25では環境活動家の少女が同じようにセンセーションを巻き起こした。

その演説は正論に満ちていて多くの若者や一般世論の大きな共感を得た。

しかしその内容には実行可能な解決策が何一つ含まれていなかった。

その後、彼女が至った最終的な結論はあまり知られていない。

この状況を変えるリアルな技術は皆無であり、全世界の人々が今の生活を変えなければならない―――それが唯一の解決策、と帰結していた。

これも正論、極めて正しく、彼女は何一つ間違えてはいないのだ。

しかし、これは世界の趨勢を支配している先進諸国にとっては全ての既得権を放棄する、ということ。

余りに救いがなく、賛意を得るには到底現実的でもない厳しい結論は、最早メディアで取り上げられることすらなかった。

そして環境活動家と言われる利権者のアジテーターとして利用できなくなった彼女は昨年のCOP26に招待もされず、SNSだけの存在と化した。



今回のプレゼンは違う。

多数の環境活動家に不可能といわれたでのブレークスルー。

盤面を変えたゲーム・チェンジ、否、卓袱台ゲームそのものを引っ繰り返した。

石油や石炭、LNGなど地下資源によるエネルギー供給全部を笑顔一発で過去のものとした。

熱核融合や各種自然エネルギーと言われる手法は、確かにCO2は出さないが、研究・建設・設置や維持運営に膨大な経費を必要とするものが多く、今の電気料金を維持するためには多大な税金が投入されることになっている。

実は環境活動家と言われる多くが、それらの利権を有するとも指摘されていた。

国家としてもパリ協定順守という目標がある以上、税金をつぎ込まざるを得ない。

一般市民は税金という目に見えない形で、あまり効率的ではないCO2削減のための膨大な費用を支払いつづけ、その殆どは利権者に搾取される。

それが今の環境活動の構造だった。



―――この八方塞がりの状況に打ち込まれた、極大の一撃。



結晶格子内常温核融合CI-LENRはそれら全てを無用の長物と化した。

結晶以外の建設費廉価、維持費ほぼナシ、CO2排出0。


EG-Packの発売以降、ソーラーパネルの引き合いは激減した。

バイオマスも同様。

設置費用や年間維持費とは比べるのも馬鹿らしい値段で電気が手に入る。


自動車用水素電池も同じ。

なんとなく使用者にエコしてる気にさせる電気自動車。

それに充電している電気の7割は化石燃料から作られている。

石炭火力発電の場合、トータルとして実質CO2発生量はちょっと燃費のいいガソリンエンジンと大差ないことは殆どの使用者が知らない。

既に新型水素電池の供給計画が公表されている。

当然各自動車会社は供給される電池に合わせ、新車の発売を予定しており、その予約が早くも殺到していた。

対して現行の電気自動車の売れ行きは一時期一気に落ちた。

何れバッテリーを新型水素電池と交換する交換パックが発表されて持ち直した。

無論当初は新車の生産にまわすのが精一杯、今年中の交換は不可能だが、何れは手に入る。

新車数年待ちの予約よりはマシ、との事らしい。


そして今回の1TW級発電所の建設提案。

今、自然エネルギーを用いた発電所の建設を考えている各国家の自治体や電力会社の新規計画が、一斉に停止した。

無論中には一部の計画が強引に進められようとした。

しかし調べればその殆どで利権者との癒着が明らかになり、少なくない逮捕者が出たのは後日談。


熱核融合反応の実験設備の増設や予算そのものも同じ。

各種財団や機構、フォーラム等が様々な研究に予算の取り合いをしていたが、先月の論文発表で計画には既に陰りが出ていた。

ダイヤモンド結晶が原料故、製作できる結晶体が小さく、大規模な発電は出来ない、と言うのが研究の継続を目論む残留派の意見だったらしいが。

家庭用電力はEG-Packの大容量化で不要となる。

移動体は自動車用水素電池。

あとは大規模事業用なのだが、それに見合う結晶は製造不能―――そもそも人工ダイヤでも最大10mmCube。


そう言った議論全てが一瞬で無意味なものと化した。



今後熱核融合炉関連の研究施設で来年度予算の算定で認められるのはあと片付けや解体に掛る費用のみだろうとの予測も出ている。

核融合の開発を謳うクラウドファンディングを基にしたベンチャー企業群も軒並み解散。

元々トリチウム燃料の核融合など、継続採算が合うわけがない。

結晶格子内常温核融合CI-LENRと同じD-D反応を熱核融合炉で行うには100年単位の技術的障壁が存在している。

核融合に必要なローソン条件の一つが1億度の温度保持になるが、これはD-T反応に必要な条件。

D-D反応では更に高い25億度が必要と言われている。

物理学の進歩に実験炉が必要なのは否定しないが、商業炉として成立する見込みは初めから0。

それをさも未来の技術のように謳い、大きな予算を取っていたことが世間一般にも露呈した。


尤も、核融合実験炉“JT-60SA”については後日、止めを刺したIcube社から買い取りの打診が来ることに成る。

奇しくも美貌のIcube社COOが今後の事業として示した廃棄物の回収と原子レベル分解―――所謂大規模リサイクルシステム実験施設として使用すると。



無論他方では立方晶炭素錯重窒素硼素cCCBN結晶格子内常温核融合CI-LENRの研究・発展を謳うものが雨後の筍の様に増えていた。

全く新しい分野、手つかずのニューフロンティア。

そこにまだ何の原石が埋まっていることか。

熱核融合や全固体電池を研究していたうち、野心のある者ほどそちらに移っていく。



環境活動に関するエネルギー関係の利権―――その全てをぶっ潰し、その全てを掻っ攫った。

EG-Packの発売から僅か2カ月。

非常用電源発売から自動車用電源、そして一気に1TW級発電所へ。


余りに鮮やかな展開。


EG-Packは一般家庭のエネルギーを変える。

水素電池ランセンス供与は、主要なパーソナルムーバーの存在を変える。

そして1TWh級発電所の提案は、石油や石炭に依存していた産業構造を変え、CO2フリーのエネルギーアンリミットという状況を創出する。


石油に代わるCO2を一切出さない無尽蔵のエネルギー。

エネルギー利権という最高のエースを根こそぎ手に入れた。


これはGAFAを余裕・ブッチギリで凌駕する私企業誕生の瞬間でもあった。

さっそくいくつかの経済研究所が出した試算によれば、Icube社今期の売り上げは、50兆円が見込まれる。

GAFA昨年の売り上げが合計で100兆円と概算される中、5年後には500兆円を超えるという見積もある。

またその殆どがライセンス料のため、その7割が純利益に当たるとも囁かれた。

基本特許の切れる20年後まで、その構図は変わらない。

そして今まで触れられてはいないが、制御用ソフトウェアのライセンス料もある。

特許と異なり、期限が無いのがソフトウェアのライセンスだ。

Miclosoftだってその収益の大部分が該当する。

結晶格子内常温核融合CI-LENRが存在し、同等の発電システムが実用化されない限り、Icube社の売り上げは変わらない、という事だった。


それが、資本金1000万円、現在登録役員2名のみ、上場もされていない1ベンチャー企業が成したエネルギー革命というのだから。




そのプレゼンは世界の半分から喝采を受けた。

その規模に、未来に、意志に。

同時に羨望、嫉妬、怨嗟といった負の感情も。

破壊的イノベーションでは必ず淘汰される側も存在するのだから。


あとの半分は、実際のところ戸惑い、困惑、諦観。

特に利権には縁のない途上国の葛藤は深い。

この後、如何に進むか・・・どちらに付くか・・・。








その日、G7圏の株価が一斉に上がった。

一方でC国関連や、発電に使われる石炭やNPG先物価格は大幅に下落した。

既に凋落中の原油先物もさらに落ちた。

電力関連に関しては、既存の設備を踏襲するとの見方から上がりはしなくとも大幅な下落は免れた。

反対にU国侵攻に端を発し、エネルギー需要や穀物需要の不安が押し上げていた物価が下落し始める。


EG-Packの発売や、自動車用水素電池ライセンス供与で先行きに明るい兆しが見えていたものの、すぐに成果が出るわけではなく、またR国の侵攻も変わる様子を見せなかったため株価・物価・為替ともに小康状態に留まっていた。

だが、三極に対する1TW級発電所の建設提案は、激烈なインパクトを与えた。


徐々に入れ替わっていく自動車や家庭用電力とは異なる。

直ぐにでも既存の設備と置き換え可能な発電所―――。

稼働が始まった瞬間、他の火力発電所や原子力発電所は静かに稼働を止めてゆくことになる。

日本の過去最大消費電力は、6430万kW=64.3GW。

1TW出力の1/15にも満たない。

しかも1TW級ということは、そのまま1年同じ出力を出し続けられると言うことだ。

年間合計電力量は8766TWh=8.8PWhにも達する。

日本が1年間に使う総電力やガソリン灯油他全てのエネルギー消費量:4.4PWhの実に2倍。

それが1TW級発電という化け物の規模。


当然数多の反発も予想されるが2030年に向け国・自らが掲げた目標を達成するには、入れ替えていくしかないのが現実。

既に動き出していた。


また当然余剰電力は売電という話になる。

相手は、台湾、フィリピン、そしてK国だろうか。

送電手段も構築していく必要がある。

EG-Packは安全保障貿易管理の規制品目だが、ただの電力は違う。

送電側が何時でも止められる電力は外交上の大きなカードにもなる。


つまり、この発電所が稼働して、今の動力を全て電化できれば、燃料の輸入を一切なくすことが出来、逆に輸出国に成れる、と言うことに等しい。

その初期費用が、の15兆円だというのだから。




EUは即日受け入れ表明をし、早急に候補地絞りに入った。

提示された設計図を基に、2年とは言わず、1年以内の周辺設備の建設を目指す方針で作業チームが招集されるという。

それほどまでにヨーロッパはR国からの石油・天然ガス依存度が高い。

2021年のEUがR国から輸入した天然ガスは年間1550億m3。

1時間当たりの電力に換算すると213GWhに相当する。

1TWhを全て振り替えれば、EU圏だけではなくNATO加盟国の天然ガスを全て代替できるエネルギー量なのだ。


日本も即座にプロジェクトチームの発足があった。

主体企業は電力十社(東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北海道電力、北陸電力、沖縄電力)。

他方ではR国産原油の輸入禁止に続き、天然ガスの禁輸措置を近日中にとると表明した。

また、一度は出したサリハン2後継の新会社についての出資要請も、実施しない方向で検討するとの声明を出した。



これによりR国は軍事侵攻についてEUや日本を牽制する最大の材料を失い、逆に外貨獲得の手段を永遠に絶たれることになる。


隣国がNATO化することを危惧し、過去の姿に妄執し続けた先に起こした軍事侵攻。

それが逆に消極的だったノルウェーやフィンランドのNATO加盟を後押しする形となり、U国には加盟国同等ともいえる武器支援が実現している。


ここにきてR国の強気の源泉である石油やLNGという、最高の切り札がその力を失った。

この事にはR国と関係の深いI国や、中東諸国ですら顔色を変えた。





そして。

彼女が会議で語った兵器の概念。

その概念だけで、既存の軍事ドクトリンを根底から覆す破壊力。


超高性能無人戦闘機が領空権外カーマン・ラインに常駐されたら、という議論が東西問わず、政府レベルから、軍とその下部組織、大学や関連調査機関、果てはネットの掲示板迄津々浦々で勃発していた。


国境上限の拡大も取りざたされたが無意味。

抑々通常はロケットを使わなければ行けない領域。

それでいて高度を維持する推進力を使えば、大量の熱を出す。

それこそGW級の結晶格子内常温核融合CI-LENRが無ければどうにもできない領域なのだ。

通常航空機の最高高度限界は戦闘機でも30km、通常機動をしようと思ったら20km程度。

だが無人遠隔操作と燃焼を伴わない電気推進機構、それも殆どロケットと変わらない自重そのものを加速可能な出力で、地表から宇宙まで往復可能な機体が出来てしまう、と言うのは革命的だった。

無論有人となれば気密や宇宙線防御などそれなりの装備も必要となろうが。



攻撃も防御も出来ない、行くことさえ限られた手法でしか行けない宇宙空間。

領空侵犯をしたとして誰がそれを阻むのか。

今地球周辺を回っている人工衛星はどう取り扱うのか。


大気圏内上空20kmをマッハ14で飛行し、その気になれば成層圏を突破して国際宇宙ステーションとランデブー、場合によれば地球潤力圏を離脱し月までも往復できる―――。

そんな機体が既に技術的には夢ではない。

それは同時に宇宙空間を利用する兵器の封殺にも繋がる。

実現したらそれは覇王か、寧ろ魔王か・・・。

そんな声さえネットでは囁かれた。









一方、それらの議論とは全く違う意味で超新星爆発した場所サイトがあった。


6ch BBS風俗板―――。


“絶世降臨” “OVRETURE” “あきら” “超伝説:幻嬢EXランク


紫音の容姿はとにかく目立つ。

176の長身、小さな頭は全頭高が200mmと日本人の成人女性としては最小クラス、黙って8.8頭身になる。

股下も90cm近い脚長美脚。

身長にバランスしたFカップは優美、括れもエグイ完璧なプロポーション。

加えて何より印象深い、煌めく勁い瞳の・クール・ビューティー。


そんな紫音が一時期でも吉原S●APに居たのだから、一度でも入った者は虜になった。

リピートすら出来ない超レア姫としてすぐ有名になった。


本人がレア出勤月2,3日で、且つ客を絞っていたため、在籍期間中実際に取った客はリピートもあり最終的に100人程度だったが、エチケットを弁えて沈黙を選ぶ客はその半分にも満たず、残りの60人前後がネット上で騒いだわけだ。

その辺も昭和の時代とは違う。

幾人かの某有名女優がそう元S●APだ、という噂はあるが、その真偽は忖度されている。

当時は今のSNSのような拡散力や、検証厨はいなかったわけで。



国際会議のオブザーバーという立場で公開国際会議の画面に惜しげもなく曝した美貌は嘗てのS●AP時代より更に洗練され、その齎した破格の1TW級発電所提案や、もはや覇王かと言わんばかりの超絶兵器を口にしたことと相まって、文字通りの“絶世”との呼び声高い。

加えて今季年商50兆円、5年後には500兆円と言われる企業のたった二人しかいない役員のうちの一人COO


S●APの更に前職は、HPにあった宣伝用ではなく本当にSQのCAともやがて知られ、実際に外大を主席卒業したマルチリンガルの才媛と分かる迄、さしたる時間は要しなかった。

社長である御子神彼方と異なり、普通に国内で生活をしていた彼女の足跡はしっかり残っており、吉原の伝説嬢より上の、幻嬢として余りに有名で、拡散するのは時間の問題だった。



そうなると当然興味は“あきら”のは誰だ? という流れになるのはもはや必然。

現役時代、“あきら”の枠の殆ど半分を占め、最後にはMgLarenで掻っ攫った、と6chでも多大な嫉妬とやっかみと怨嗟を含んで噂された男イコール御子神彼方か、という事だ。


OVRETUREの顧客リストにある名前は“田中”らしいとのタレコミは在ったが、真偽は定かではないし、こっそり覗いた携帯番号に掛けても既に不使用だったとか。

当然偽名、コロナ禍で個室の外では常に帽子とマスク、サングラス。

素顔を見たものは皆無。

店の防犯ビデオは削除済み。

一部では他店にも出没していたのでは?とのタレコミもある。

高いスティレットヒールを履いた176cmの“あきら”よりも身長はあったから190cm前後のノッポとだけは判かり、そんな背の高い客を他店でも見たというだけだったが、結局特定には至らない。



そんな噂レベルの書き込みが延々と続いていた。

その行為が、自らにどんな災厄を呼び寄せるとも考えず―――。








◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ストック終了

取り敢えず 第1部 完


裏設定が多すぎて・・・

続きは、構想中


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

CH4NGE 7HE W@RLD 2 @M4EVE

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ