設定がよく練られた作品です

テンプレ作品でよくある異世界転生ものかな？
と思いきや、前世の記憶に重きを置いた作品でした。
私は『人格上書きタイプの異世界転生』物はあまり読んだことがないので、古典の流れを汲むこの作品には親近感がわきました。

設定もよく練られていて、丁寧に作られているところも好印象を受けました。

RPGの醍醐味である、『冒険者が冒険者ギルドでクエストを請け負う』、というパターンではなく、ギルドに寄せられた仕事をギルド職員が処理するという流れが、個人的には馴染みがなかったので（私が無知なだけかもしれませんが）、とても新鮮でよかったです。

『既存概念はもう飽きた！　新しいのを寄越せ！』という方にはうってつけの作品なのではないでしょうか。