平和な日本で、この声を聞け

戦争を見聞きでしか知らぬ私が何を語れるであろう。
日々の悲しみや苦しみさえ、平和の上にあるものであると、私は思うのだ。
名も知らぬ人が死に、画面越しにしか知らない国同士が戦争を起こし、民間人が殺されていく。
表だけでは分からない。裏も正義を持っているのだ。
この小説は私に訴えかけてくる。
私たちの声を聞いてくれと。
戦後の平和とは、安寧とは、どこにあるのだろうか。