どうせいつかは

「どうせいつかはみんな死ぬんだから」

こんな言葉を聞いたことが人生で何度かある。それもポジティブな面とネガティブな面両方でだ。


「どうせいつかはみんな死ぬんだから、諦めた方いいよ」


うるさい。そんな事みんな分かって生きてるんだろうが。とつい声を荒らげたくなる。こんな事をたまに言う人に出会うが多分今までもこれからも僕は仲良く出来ないな。


「どうせいつかはみんな死ぬんだから、何でもやってみようよ」


僕はこのスタンスでここまで生きてきた。これでいることの素晴らしさは色んなことに本気になって挑戦できることだ。人間の生物的本能が働くのか、「死」というものに直面した途端、こんなエネルギーまだあったのかというくらいに熱くなれる。


やはり最期がいつ来るかは誰にも分からない。まだ若いから大丈夫、なんて思わないで欲しい。僕の周りでも若くして亡くなった人が何人もいた。そんな経験を何度かして初めて、半永久的に思えていた人生が酷くあっけないものに思えた。そう。人生はほんとに短い。だからなるべく後悔しないように、(と思うけど後悔は絶対にするのでやってみてから後悔しよう)と頭に入れて生きている。


そんなスタンスが転じて、僕はいまここでも自由に恥ずかしがらずに自分の思ったことを綴っている。他にも音楽を作って公開したりバンドで色んなライブに出たりと、人前で色んなことが出来ている。新しい何かを始めることはとてもハードルが高いし勇気がいる。そんな時自分のやる気を少しでもあげるのは「死」について考えるのが1番なのではないかと思う。

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つれづれなるまま、なすがまま 永島 弦人 @love_beat_wave

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