終わりのある脱毛体験コース

オカワダアキナ

終わりのある脱毛体験コース


 大輔くんが尻を掻いている。太い指がスウェットのゴムの下をもぐり、体温でぬくもったパンツの中へ入っていく。ざらつく尻たぶを掻きむしる。指にも尻の谷間にも黒い毛が散らばっているのをおれは知っている。尻の穴の周り、日に当たらない毛はしっとりと柔らかな草むらで、ときどきティッシュの破片がくっついている。汗のにおいを溜めこんでいる。

 がんばってがんばって貯金して会社の寮を出た。芝浦の古いマンションで一人暮らしを始めた。ここはおれの城。ちょっとぼろいけど、父親も母親もいない、小さい頃からおれを知る近所の人もいない、会社の同僚とも顔を合わせないおれだけの城だ。二十八歳になった。おれの人生はやっと始まった。

 お城には王子様と住むべきか? ちがう。うちの大輔くんは王子じゃない。せいぜいかわいい犬っころ、ばかでかわいくてだらしない野良犬だ。アプリで知り合い、うちに転がり込んできた。いやおれが誘った。働いて金を稼いで、かわいい彼氏を囲うのが夢だった。


 かわいい男の世話をしたい。男がだらしなければだらしないほどいい。おれが会社に行っている間、なんにもしないでゴロゴロしていてほしい。掃除も洗濯もゴミ捨ても、ぜんぶおれに押しつけて、ときどきおれの財布から金を抜いてスロットとか行ってほしい。そして大負けしてほしい。おれが必死に残業して得た金をあっさりドブに捨ててほしい。たまに気まぐれでチャーハンとか作ってくれるけどさほどうまくもなくて、フライパンもまな板も散らかしっぱなしでゴロ寝していてほしい。

 おれは小言を言うだろう。家にいるんならもうちょっと何か手伝ってよ。自分の食べたものくらい片付けてよ。かわいい男は不機嫌になるだろう。おれを殴るかもしれない。おれは泣く。泣きながらかわいい男のひっくり返した皿を片付ける。ラグにべったりと汚れが。毛足の長い素敵なラグなのにかわいい男のせいでめちゃくちゃだ。かわいい男はちょっと反省し、おれを抱く。

 詫びセックス。かわいい男はちんぽがでかい以外なんにもとりえがない。おれのことをがつがつ掘ってくれて、もちろんゴムなんかつけてくれないし、終わったらいびきをかいてすぐ寝てしまう。詫びセックスなのに自分が気持ちよく射精すればいいだけのセックスで、おれのことはいかせてくれない。おれの尻の準備ができていなければ口を使われる。最低。最低でかわいい男の世話をして一生を終えたい。


 大輔くんはかなり理想に近かった。とにかく実家を出たかったようでおれのことなんかぜんぜん好きじゃない。おれがベタ惚れなのを知っているから利用しているだけ。需給の一致をわかっているだけ。

 大輔くんは大学生だが大学に行く姿を見たことがない。毎日おれの部屋で寝ているかゲームしているかで、ぜったいに単位は足りていない。九階のおれの部屋。窓を開けると運河の磯くさいにおいが漂う。大輔くんはいまにも退学しちゃうだろう。誰かにいじめられたとか病気とかってわけでもないという。ほんとかな。おれは訝っていたが、どうやらほんとに真実ただただ怠け者だ。バイトだって続かない。自動車教習所も途中でやめてしまった。見た目こそまじめそうだけど、たんに服や髪が垢抜けないだけ。まゆげもぼさぼさだし、おでこやあごにいつもニキビができている。最高。ぜんぜん格好よくない男にバチボコに抱かれるの最高。もしかしたらゲイでもバイでもなかったりして。おれのことを性処理道具にしてくれるの、ほんとにほんとにうれしい。

 おれだってその気になれば、ちゃんと働いている同世代の男と恋人同士になって、もっと広くて素敵な部屋に二人暮らしとかだってできるだろう。エレベーターがおしっこのにおいのマンションじゃなくて。日々のささやかな喜びを分かち合っていつか親にも紹介して、でもおれはそれをしない。おれはおれのことを愛してはくれないかわいい男に毎日泣かされたい。


 大輔くんは浮気をしようとしている。大輔くんのツイッター、おれはつぶやきもリプライもいいね欄も毎日パトロールしているんだけど、どうやら大輔くんは変な男に色こかれている。そしてそれが満更でもない。ばか。大輔くんときたら、ちんぽがでかい以外なんにもとりえがないばかりか、男を見る目もない。生きていくにあたり必要な勘やセンスってものがない。

 変な男は最近、ゲイ向けの脱毛サロンを開業した。こいつは界隈でちょっとした有名人で、以前マルチにはまっていろいろやらかした。近ごろは、脱サラして稼げる方法とかなんとかnoteで有料記事を売っているようだが、評判の悪い男だしお調子者なだけの頭からっぽなので、たぶんちっとも売れていない。

 マンションの一室で始めたサロンで、おそらくは小金持ちのゲイ狙いだろう。ノンケなら結婚や子育てに使ったかもしれないが、そのような選択肢をもたない、奪われているためにだぶついた金。あるいは物知らずの若者をだまくらかして搾り取るか?

 こういうサロンは次々開店しているが、やっていけるんだろうかね。抜きはないですと冗談混じりにアピールしているが、どうだかな。施術風景といって若くてきれいな男が尻をまるだしにして寝ている写真をアップしていた。はちきれそうな小麦色の肌。

 もしかしたらぜんぜん儲からなくたっていいのかもしれない。美容に関心のある男を集め、リストアップし、また別の商売を始めたときになにかしら繋がりになりそうならいいのかもしれない。繋がり。人脈。仕事をやっている感なんていうけど、あれは必ずしも利害関係者の目を気にしてというわけでもなく、やっている自分自身の気分の話ってこともある。こいつ、ツイート見てるとなんにでもいっちょがみしてやがるよな。考えさせられましたとか考えるきっかけになりましたとか、毎度毎度おんなじこと言って、調べてみました! いかがでしたか? のブログみてえだよ。こんなくだらねえ男になびいてしまうの、大輔くんは本当にばかだ。

 男は大輔くんに言い寄っている。脱毛の体験コースに来なよとか誘っている。うちのは新しい脱毛で、韓国のサロンとライセンス契約してるんだ。マシンもそこと同じ、一番新しいのを導入してて……。ずっと通い続けなくていい、終わりがある脱毛なんだ。体験コースだけならタダでいいよ。

 大輔くんはかわいくもないしきれいでもないし、鍛えた体でもない。ぽっちゃりってほどでもないし素朴な感じでかわいいとかでもない。うちの子のどこがいいんですかね。この子お金も大して持ってないですよ。将来性もぜんぜんないです。あんたの商売の客にはならないし、体験客としてもまったく写真映えしない。尻にもにきびあります。紹介できる友だちもおれくらいしかいないんです。クソの役にも立たないと思いますけど、あれですかね、ちんこがでかいって気づいちゃいましたかね。

 おれは大輔くんのツイートとリプライを眺める。エアリプっぽい会話も追う。わっと騒いだあと急に静かになり、わかりやすすぎる。きっとDMかLINEに引っ込んでやりとりしていて、大輔くんが浮気するのは時間の問題だ。大輔くんはこのろくでもない男を抱いてしまう。


 きっと、おれが会社に行っている間にこそこそ会うんだろう。バキバキに画面の割れたスマホでどうにかGoogleマップをなでさすり、大輔くんは指定されたマンションに向かう。降りたことのない駅だ。一生中に入ることのない小学校を尻目に、大輔くんはのろのろ歩いてたどり着く。肉屋。揚げ物のにおい。こういうときの見知らぬ町はぜったいにのどかで、大輔くんは心地よく異邦人になれる。

 真昼のサロン。でもカーテンを閉め切りだから施術室はうす暗い。木目とブラウンの色調で統一されたインテリアで、モンステラやオーキッドがあしらわれている。石の象の置物。どこってわけでもない、誰かの(おれの、おまえの)イメージするフワッとした南国風……の部屋。アロマオイルのいいにおいがしてさ。

 くるっと丸めて積まれたタオル。を、ひとつ取り、ころころっと広げ、硬い枕の上に敷く。はい、ここに横になってね。あとで服はぜんぶ脱いでね。もちろんパンツもだよ。あ、大輔、緊張してる? 呼び捨てかよ、馴れ馴れしい。でも大輔くんはまんざらでもないふうで、しおらしく裸になるだろう。脱いだものを畳んでカゴに入れるだろう。うちでは脱いだら脱ぎっぱなしなのに、このかわいい犬は外面だけはいい。

 男は経営してるだけだから施術はしない。べつの若い小綺麗な男が出てきて、こいつも男にそそのかされた奴だろう。ケヤキの若木みたいな、たくましくて精悍な美男子だ。それがどうしてこんなろくでもねえ実業家気取りに引っかかっちゃったんだろう? この店がちゃんと給料を払い続けられると思いますか? 失敗するのが目に見えているのに、みんなばかだ。

 終わりのある脱毛といって、これはふつうの光脱毛とはちょっとちがって……施術者の男は説明する。安タブレットでダサパワーポイントをぺたぺためくり、仕組みとかメリットとか説明するが大輔くんには意味がわからない。「特別な光」「ずーっと生えてきません」「効果はすぐに実感できます」でかくて派手な字だけ目に入ってくるが大輔くんの賢くない頭を素通りしてしまう。説明している施術者くんだって実はよくわかっていない。言われたことをやっているだけ。そうして、自分の見初めた若くてかわいい男たちが睦み合うみたいに店員と客の役をやっているのが、きっと男はうれしくてたまらない。もうこの場にはいなくて、別の部屋で聞き耳を立てていて、ある種、寝取られ性癖にも近いかもしれない。あるいは育てる楽しみ。


 そうして大輔くんは服を脱いで台の上。今日は体験なので腕をやってみましょう。それならなんでパンツを脱ぐんですか? 脱毛する前の体を確認して、写真に撮っておくためです。肌のようすや体型を客観的に認識しておきましょう。系列店にメンズエステとマッサージの店もあって、よろしければそちらもご紹介させていただきますね。体のあちこちを写真に撮られ、VIOの自分では見られないところをあばかれ、たしかめられ、大輔くんはちょっと恥ずかしい。施術者くんのなめらかで大きな手がそっとなぞっていく。大輔くんのあまりきれいでない肌を余すことなく撫でまわす。

 そしてアイマスクがつけられる。光が目を傷めますのでとのことだが、じゃあ布を顔にかけるくらいでいいだろ! アイマスクなんてしたら、目隠しプレイみたいで大輔くんは興奮しちゃうんだ。

 特別な光。新しい機械の特別な光。照射のたびにバチッバチッと音がする。すごい音だ。雷みたいだ。裸になって施術されるなんて、勃起しちゃったらどうしようと大輔くんは笑っていたのだが、ぜんぜんそんなことはない。目隠しプレイの興奮はすぐ冷める。バチッ。うっ。バチッ。うっ。バチッバチッ。うっ。ううっ。ううっ。

 痛い、痛いです、大輔くんは悲鳴をあげる。痛いだろうとは思っていたけど想像の五十倍痛かった。施術者くんは、痛いですよね、大丈夫ですよ、痛いと脱毛できてるってことですからね、ちゃんと光が毛穴に入ってるってことなんです。がんばりましょう。すぐ済みますから、痛いのがまんしましょう。と励ましてくれる。バチッバチッバチッ。

 最初は耐え、唇を噛んでいた。鼻の穴が膨らみ、ふんふん息をして、ひどい顔を見られているのが恥ずかしい。でもほんとに痛くてちゃんとした顔でなんかいられない。歯を食いしばる。唇のあいだに黄ばんだ歯がのぞく。だんだん涙があふれてきて、こんなに痛いのは子どものころのぼり棒から落ちて鼻を折って以来だ。大輔くんは泣く。かわいそうに。おれは毛むくじゃらの大輔くんが好きだからこんな目にあわなくたっていいのに。バチッバチッ。鞭で叩くみたい? ちがう。支配と服従のような信頼関係ではない。店員と客でしかない。痛みをもたらす機械は店員の何をも代弁しないし店員は大輔くんに興味がない。

 バチッバチッ。こんなに痛いと思わなかった。なめてた。みんなこんなに痛いことを平気でやっているんですか? 正気ですか? きれいな体のためなら痛みに耐えられるんですか。遅刻せず毎日会社に通って、定年までの永遠の時間をやり過ごせるんですか。給料日に振り込まれた金で衣食住も娯楽もやっていけるんですか。大輔くんはほんとに毛をどうにかしたいわけではなかった。男に誘われたから、無料だから、毛なんかさほど気にしてこなかったけどこの体験コースとやらをやって男と関係ができたら、その後セックスなどにも発展し、今後性交するたびにおこづかいをくれるかもしれないみたいな目論見だった。だから大輔くんのこれは売春で、ほんとは毛なんかどうだってよかった。

 大輔くんが痛みに体をよじるたび、すっかり縮こまったちんぽがぷるぷる揺れる。ハダカデバネズミみたい。おれの尻の奥をがんがん突いてくれるふてぶてしい亀頭は、いまやだぶだぶの皮のなかに引っこんで見る影もない。かわいそうに。皮に巻き込まれた陰毛が薄い皮膚を引っ張るが、痛みがひどくてそんなことには気づかない。

 痛い、痛いです。大輔くんは泣く。アイマスクにしみができるくらい泣く。大丈夫ですかと施術者くんは声をかけ、手を握ってくれる。スマイルゼロ円のおざなりないたわりだが、施術者くんの手が意識せずとも大きくてあたたかい手、生まれもった頼り甲斐のある素敵な手なので、大輔くんはちょっとほっとする。でも大輔くんはばかだから、だんだん施術者くんに怒りがわいてくる。なんでこんなに痛いことをするんだ。どうしてこの男はおれをいじめるんだ。ばか。お前がみずから体験に来たんだよ。


 うちの父親は、ディ●ゴスティーニの週刊フェラーリ250GTOを楽しみに買っていた。毎号ちょっとずつ部品が届き、全て購読すると八分の一サイズの幻の車ができるはずだったが、第七号を持ちまして休刊。はるか先のゴールまでやる気も金もあったのに供給側が斃れてしまった。


 脱毛したところをやさしく保湿され、今日は激しい運動はしないでくださいねと施術者くんは言う。お風呂でもあまりこすりすぎないように、効果が薄れてしまうので……、手のひらをぐにぐにと揉み、軽くハンドマッサージをしておしまい。

 こんなもん二度とやるかと大輔くんは思う。こんな痛みはこりごりだと思う。でも大輔くんはばかなので、痛ければ痛いほど、じゃあちょっとがんばってみようかなとか思っている。まるで痛くなかったら、たぶん通わない。一、二回は行くかもしれないがちゃんと毛がなくなるまで行こうとは思わない。きっと忘れてしまう。この苦痛に成果がほしい。気まぐれが頭をもたげている。

 体験コースを終え、本入会したらとんでもない金がかかるのも説明される。施術者くんはもう去っていて、男がタブレットを見せながら説明する。サブスクに入るみたいなもんだよと男は言い、それはまったく身の丈にあわない出費だ。でも大輔くんはむしろ喜んで払うだろう。人生で一番痛かった経験にそれなりの意味と重さがあってほしいから、高額な会費はむしろ理にかなっている。今日は激しい運動はできないからセックスはしない。かっこよくなったねとべたべた触られ、次はそういうことしようねとほのめかされるだけ。キスしてちょっとフェラしてくれるだけ。大輔くんは物足りない。金くれるんなら抱いてやろうかなくらいに思っていたのに立場が逆転し、今日はやれなかったから次回は落とす、ぜったい落としてやると、術中にはまっている。


 高校のとき三年間同じクラスで仲のよかったKくんは、ひげが濃かったし体も毛深かった。男子校だったのもあってか、ボーボーキャラでいじられていた。いつもすね毛で蟻を作って遊び、おれにもやらせてくれた。Kくんはバリバリノンケで、おれもKくんに恋愛感情はなかったが、足に触らせてくれるのはうれしかった。かわいい男。Kくんは汗っかきで、腋や頭皮からいつも濃いにおいが漂った。砂糖水に群がる蟻。おれはその一匹だったのだが、その後Kくんは大学を卒業するあたりできれいに脱毛してしまった。すねも腕もつるんとし、青髭も目立たなくなった。ボーボーキャラは本当は不本意だった。おれはショックで寝込んだ。Kくんのいやなことをずっとしてしまっていたという罪悪感からではない。Kくんのぱっちりした目や濃い眉毛、硬くて浅黒い肌、ごわごわした濡羽色の髪は、毛むくじゃらでこそバランスがとれていた。毛だけなくなったってちぐはぐだ。そのことがどうしてわからないんだ。Kくんとつきあいたいとか好きとかではないけど、どうしてこのアホノンケは……とか思っておれは泣いた。そうして、そんないちゃもんはすぐ消え失せて、新しいKくんに見慣れていった。最初からそうだったみたいに自然なものになり、いまではめったに会わない。


 おれが会社から帰ってくるころには、大輔くんもとっくに帰ってきていて、疲れて横になっているだろう。大輔くんは詳しいことは語らないが、バイト始めようかなあとか思っている。おれの金でやればいいのに。大輔くんは殊勝にも働こうかなとか思っている。

 ずっと通い続ける必要はないよと男は言った。一定期間、継続的に通い続ければ生えてこなくなるから、終わりはあるよ。それがどのくらいになるかは個人差があるから、やってみなくちゃわからないけど、たぶんきみの場合は……。おまえの商売と、大輔くんの気まぐれと、どっちが先に終わるんだろう。おれの恋はもっと先に終わってしまうんだろうか。おれだってわかっている。ろくでもない男に振り回されたいのは、結局のところ、ちゃんとした人間関係をやる勇気がないためだ。

 寝ている大輔くんに抱きついたら、うざったそうに振り払われた。めげずにしつこく体をまさぐっていたら、太い指で手マンしてくれた。いきなりだから指の先にこつんと固いものが当たるだろう。大輔くんが嫌な顔をする。おれは謝りながら指をしゃぶってきれいにし、口で奉仕する。うんこをがまんしながら大輔くんの射精を待つ。今日二回目だからなかなか出ないし、きっと薄い。手持ち無沙汰の大輔くんはあごのにきびを潰す。ぷちっとはじけて白いものが飛び、だんだん血が溢れる。



(おわり)

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