【W杯終了後】サッカー カタールワールドカップ 勝手にベストイレブン発表(各国一名縛り)

武藤勇城

↓本編はこちら↓

カタールW杯 勝手にベストイレブン発表

 明けましておめでとうございます。


 昨年2022年、12月18日の決勝戦を以て、サッカーワールドカップ、カタール大会の全日程が終了しました。本当はワールドカップ終了後すぐにでもやりたかったのですが、年末は他作品を仕上げたり、私用などの予定もあり、執筆が出来ませんでした。という事で、年が変わって2023年になってしまいましたが、改めて昨年行われたカタール大会のベストイレブンを選定、発表したいと思います!

※開幕前に選んだものとは異なります(当たり前)。

※個人の感想です。


 メンバー選考にあたっては、幾つかの縛りを設けます。

 第一に、同一国からは一人のみです。

 第二に、ベスト8進出チームからは必ず選出します。

 第三に、日本代表からも選出します。

 第四に、空き枠は決勝トーナメント進出チームから選出します。

 第五に、フォーメーションもバランスよく均等にします。

 大体こんなところです。




 第二、第三条件に当てはまる国は以下の通りです。


・優勝国 アルゼンチン

・準優勝国 フランス

・3位の国 クロアチア

・4位の国 モロッコ

・ベスト8進出国 イングランド、オランダ、ブラジル、ポルトガル

・特別枠 日本




 上記の各国から、候補選手を挙げるとともに、一人ずつ選定していきます。

※個人の感想です。


・アルゼンチン

 アルゼンチンと聞いて、誰でも考えるのはメッシでしょう。今大会でも7得点3アシストと、攻撃陣を牽引し結果も出しました。候補として挙げないわけにはいきません。他には、同じ攻撃陣でアルバレスも大会4得点と大活躍しました。守備陣の中ではセンターバックのオタメンディが特に効いていましたし、決勝戦のPK戦で活躍したGKマルティネスも大きな仕事をしました。しかしながら、やはりアルゼンチンは攻撃サッカーで勝ち上がったチームですので、攻撃陣の二人を最終候補にします。

 メッシに関してですが、7得点のうち、実は4点がPKによるものですので、実際に流れの中からの得点は3得点になります。7試合で3点ですので、得点数として及第点ではありますが、少し物足りないとも言えます。単純な得点力ではアルバレスの方が上です。更に、メッシは守備をしないことで有名です。若い頃、バルセロナ時代から、守備を免除された攻撃極振りの選手でした。メッシが今大会を通じて守備をしたシーンは数えるほど、多分2回か3回か・・・その程度しかありません。若い頃はその分、攻撃の際にペナルティエリア付近まで上がって何度もドリブルを仕掛けるなど、ある程度動いていましたが、今大会では味方の攻撃時にもセンターライン付近でのんびり歩いているシーンが目立ちました。年齢的に、運動量が極端に落ちています。一方、アルバレスは動かないメッシの分も前線からのチェイシング、サイドまで相手を追う動きなど、献身的に働きました。日本人で言うなら、前田大然とまではいきませんが、岡崎慎司のようなプレーです。得点に関与したポイントでは両者ともに90点はあるとして、守備ではメッシは0点、アルバレスは40点以上付けて良いと思います。攻撃では互角から、ややメッシが上だとしても、総合的にはアルバレスの方が働いていたという個人的な評価で、今大会ではアルバレスを選出します。


・フランス

 ここは文句なし、大会得点王エムバペの一択でしょう。一応、他の候補としては、司令塔として動き回って多くのチャンスを作ったグリーズマン、エムバペに及ばずも多くの得点を挙げたジルー、今大会を欠場したカンテに代わって中盤を支えたチュアメニなどもいますが、エムバペの圧倒的な破壊力、攻撃力は他者の追随を許しません。議論の余地なしでエムバペに決定します。


・クロアチア

 大会を通じて良かった選手は何人かいます。まずはキャプテンのモドリッチ。年齢を感じさせない運動量、攻守にわたる献身的なプレー、決定的な仕事。まさにクロアチアを支えた大黒柱であり、精神的支柱でもあります。センターバックのグバルディオルは、今大会の最も大きな発見と言えるでしょう。対人戦の強さは、グバルディオルの高いフィジカルに支えられていました。世界最高峰の選手と対峙してもスピード負けせず、ほとんどの場面で相手を抑え込んでいました。GKのリヴァコヴィッチもMVP級の活躍をしました。日本戦、ブラジル戦は、ともに120分で決着つかず、PK戦までもつれましたが、再三のリヴァコヴィッチのスーパーセーブで勝ち上がりました。この三人が軸になります。正直、甲乙つけ難いので、クロアチアの選手選定は一旦保留しておきます。


・モロッコ

 ここは結論から言います。アムラバトです。攻守にわたって献身的な動きを見せ、圧倒的な運動量で中盤を支配しました。アムラバトがいなければ、モロッコの躍進はなかったと断言して良いのではないでしょうか。モロッコの前監督ハリルホジッチが特に好みそうなタイプの選手でしょう。その他の選手では、センターフォワードのエンネシリのフィジカル、あの高さにも驚かされました。188センチの長身に加え、とんでもないジャンプ力もありますので、まともに競ることさえ難しいと思います。右サイドバックのハキミもクラブでやっている通りの、または前評判通りの奮闘を見せました。しかし、その他の選手も含め、やはりアムラバトの活躍には及びません。


・イングランド

 イングランドの選手は、みな全体的に良かったので、選出がすごく難しいところです。メンバーもかなり入れ替わっていますし、誰か一人の貢献といった印象はありません。その中から選ぶとすれば、候補は三人。まず攻撃陣ではラッシュフォードです。途中出場が多かったのですが、限られた時間の中で確実に結果を出しました。右サイドのサカも良いアクセントを付けられるドリブラーで、多くのチャンスを生み出しました。最後にセンターバックのマグワイア。ゴール前で大きな壁として立ちはだかり、イングランドの堅守を支えました。この三人の中から、今回はラッシュフォードを選出したいと思います。


・オランダ

 今回のオランダは守りのチームでした。攻撃陣の奮起が今一つ足りない中で、アケとファンダイクの二人が鉄壁の守りを見せました。当然、この二人が候補になります。一応、攻撃陣の中ではガクポが結果を出したのですが、守備の二人に比べると活躍度は劣ります。そうなると、アケかファンダイクかという問題が浮上します。両者とも良かったので、本当に難しいです。アケは左サイドでよく動き、何度も攻め上がりも見せました。一方のファンダイクは、中央にどっしり構えて相手攻撃陣を抑え込みました。今回は特に守備、という一点で、ファンダイクの方を選出しようと思います。


・ブラジル

 ブラジルの選手も、みな良かったので選ぶのが難しいところです。候補として最初に上がるのは、中盤の底で攻守に貢献したカゼミーロです。基本は守備面、相手の攻撃の芽を摘み取ること、ディフェンスの前でブロックを作ること。その基本的な仕事を完璧にこなしつつ、今大会では貴重な得点も挙げ、チームを助けました。センターバックのチアゴシウバも非常に良かったと思います。ブラジルはとにかく守備が堅かったのですが、その中心は間違いなくチアゴシウバです。ブラジル人らしい巧みな足技と、年齢を感じさせない攻撃参加もあり、中でもリシャルリソンに出したスルーパスは見事でした。三人目の候補は、そのリシャルリソンです。今大会のベストゴール候補の一つ、華麗なオーバーヘッドなど5試合で3得点を挙げました。この三人を中心に、誰か一人を選ぶなら、カゼミーロでしょうか。


・ポルトガル

 今大会、ハットトリックを決めた新星ゴンサルラモスがいますが、結果を出せたのはその一試合だけなので省きます。クリスティアーノロナウドも思ったような結果が出ませんした。候補としては、中盤の攻守の要だったベルナルドシウバか、攻撃のタクトを振ったブルーノフェルナンデス、またはセンターバックのルベンディアスの三人です。今回はこの中で、2得点と結果を残したブルーノフェルナンデスを選出します。


・日本

 日本代表からの候補選手は、まず大会2得点を挙げた堂安です。日本の中での得点王です。但し出場は後半からで、出場時間が短い=貢献度もそれに比して少なくなるのはマイナスポイント。左サイドで決定的な仕事を果たした三笘も候補選手ですが、同じく出場時間は短く、結果の面でも堂安に劣るでしょうか。中盤の要だった遠藤航も候補です。日本が強豪国相手に攻め込まれつつも、大きく崩れなかったのは、局面局面で果敢に戦い、ボールを拾った遠藤の存在が大きいでしょう。最後にキャプテンの吉田麻也です。全試合でフル出場を果たし、2~3の危なっかしいシーンもありましたが、強豪国との対戦を最終的に全て1失点で乗り切ったのは、吉田の功績と言って良いでしょう。全体的な貢献度で、今回は吉田麻也を選出します。


FW アルバレス エムバペ、ラッシュフォード

MF アムラバト カゼミーロ ブルーノフェルナンデス

DF ファンダイク 吉田麻也

GK なし

保留 モドリッチ or グバルディオル or リヴァコヴィッチ


 ここで保留していたクロアチアの選手です。条件五から言うと、割とバランスよく選手が選ばれていますので、この三人の中から誰を選んでも問題はなさそうです・・・つまり選ぶのが難しいw

 ここまでGKだけ選ばれていませんので、PK戦を二度制したリヴァコヴィッチを選出しようと思います!


FW アルバレス エムバペ、ラッシュフォード

MF アムラバト カゼミーロ ブルーノフェルナンデス

DF ファンダイク 吉田麻也

GK リヴァコヴィッチ




 さて、そうなると残りは条件四です。ベスト16に残っているチームから、残り空き枠の二人を選出します。FWは必要ありませんので、DFを二人か、DFとMFを一人ずつになります。DF二人の場合は両サイドバックという事になりそうですので、DFとMFを一人ずつ選ぶのがが良いでしょうか。一応、吉田麻也をサイドバック起用する方法もありますので、候補選手を挙げながら考えていきます。


 ベスト16に残った日本以外の候補国は以下の通り。

アメリカ、オーストラリア、韓国、スイス、スペイン、セネガル、ポーランド


 まずDFが最低一人は必要ですので、これらのチームから活躍著しかったDFを探します。まず目につくのは、スイスのアカンジです。但し、スイスはポルトガル相手に6失点と、大敗を喫しているのが問題です。失点が少なかったチームと言えばスペインで、候補選手としてはロドリでしょうか。どちらかと言うと、DFの前で攻撃の芽を摘んだブスケツの方が良いので、ここも保留。MF枠としてブスケツは有力ですので。ポーランドも今大会、なかなかの堅守だったのですが、その原動力はDFよりむしろGKシュチェスニーの功績なんですよね。PKストップもあって、高評価です。仮にベスト8の中から迷ったクロアチア、GKリヴァコヴィッチではなく、グバルディオルかモドリッチを選ぶなら、GKはシュチェスニーもありなのですが・・・今大会のベストイレブンで、この選び方をしている方も、実は多いですよね。結論を言うと、DFを選ぶならアカンジかロドリです。同時にMFも選出できるので、アカンジをDFに、ブスケツをMFにするのが良さそうです。


FW アルバレス エムバペ、ラッシュフォード

MF アムラバト カゼミーロ ブスケツ ブルーノフェルナンデス

DF アカンジ ファンダイク 吉田麻也

GK リヴァコヴィッチ




 このメンバーをポジション別に並べ直すと、このような形になります。


【フォーメーション 3-4-3】

      アルバレス

  エムバペ    ラッシュフォード

     Bフェルナンデス

アムラバト  ブスケツ  カゼミーロ

 アカンジ ファンダイク 吉田麻也

     リヴァコヴィッチ


(別バージョン1)

       アルバレス

   エムバペ    ラッシュフォード

      Bフェルナンデス

 アムラバト  ブスケツ  カゼミーロ

グバルディオル ファンダイク 吉田麻也

       シュチェスニー


(別バージョン2)

      アルバレス

  エムバペ    ラッシュフォード

Bフェルナンデス     モドリッチ

   アムラバト  カゼミーロ

  ロドリ ファンダイク 吉田麻也

      シュチェスニー



 以上です。自分ならこうする、この選手は外せない、こっちの方が良いんじゃないか等々、色々な考えがあると思いますので、異論・反論はご自由にどうぞ。あくまで・・・

※個人の感想です。

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