復讐の精霊

@toyosou

第1話復讐の精霊

「おはようシモン」

「おはよう母さん」

ここは異世界だ。そして僕は20歳だ。僕は2年前、18年前に死んで転生してきた。

               ー2年前ー

「はぁ、受験受かったかな…」

今日、俺は高校の受験をしてきた。けっこいいい高校の受験だ。自分的にはできた感じだが、やっぱり不安のほうが大きい。

「まぁ、受かってると信じよう。とりあえずいつものカフェに行くか。」

そして俺はいつも通っているカフェに行った。

ガチャ

「いらっしゃいませ。」

そこにはいつもカウンターにいる美人の女の店員がいた。

俺はいつも座っている窓が近い席に座った。

「お客様、ご注文はなににされますか?」

「じゃぁとりあえずアイスコーヒーとパンケーキで。」

「わかりました。」

その時だった。

バンッ

「お前ら!手を挙げろ!」

な、なんだ?銃をもってやがる。

「あ、あの、何をお探しでしょうか?」

「金に決まってんだろ!早くよこせ!」

「わ、わかりました…今すぐ用意いたします。」

あれ、なんでわざわざこんなところを狙ったんだ?

「ど、どうぞ…これで全部です。」

「は?すくねぇんだよ!もっとあんだろ!はよ出せ!」

「ほんとにもうそれだけしか…」

「あ?じゃぁ後の分はお前の命で支払ってもらうぞ!」

そういって男はカウンターの店員に銃を向けていた。

「あぶない!」

俺はなにも考えず、とりあえず助けに行きゃなきゃと思って店員のもとに行った。

「あ?誰だお前?」

バンッ!

「これから

「お客様!」

体中が痛い、どうやら心臓あたりをうたれたっぽいな。

はぁこのまま死ぬのか…


「は!」

きずいたら俺はよくわからない家の中にいた。

「didoifuhousjdiuod!」

「dshsduisiikoaihisoshsd!」

そこには男の人と女の人がたっていた。二人そろって美人だ。

「誰だ!ここはどこだ!」

「jfdifuiudisjdosidusidjsdjsidusijdisjjijdisdsk?dsuuhufduhdhuhdujsi」

そういって本を渡してきた。

「ssdgyfgudfdiiuiijiaisjiddsdyfydyfgdujo」

その本を開いてみると、そこには日本語が書いてあった。

「日本語訳?なんのことだ?」

そしたら女の人がその本をとっていってきた。

「こ…こんにちは…dfdfgughurijijisyusdhijsi?」

女の人はその本を見ながらそう言ってきた。

「私はダニーこっちはビラールよ。母さんと父さんって呼んでいいからね。」

そのあと俺はこのあと、この2人が倒れていた俺を拾ってきてくれたこと、俺以外にも日本語をはなすやつがいるから日本語の翻訳があること、この世界にはレベルというものがあり、俺は2レベルなこと、経験値が入っているご飯を食べさせてくれたかららしい。そしてこの世界はレベル999がMaxで、レベル999の人たちが12人いること、そして俺の名前はシモン・レディガーだということを教えてくれた。

「そういうことだから、これから一緒に暮らしましょう。」

「わかった。」

それから2年間おれは特に何もせずのんびりと暮らしていた。父さんといっしょに訓練をしたこともあってか、5レベルまで上がった。まぁ平和な生活が続いていた。友達もできた。暇なときはそいつと遊んでいた。

「ねぇシモン今日もまた友達と遊ぶの?」

「そうしようかなと思っている。」

「あぁそう、楽しんできてね。」

とても幸せだった。今の今までは。

バンッ!

おれがパンを口に入れようとしたとき、急に勢い良く扉が開いた。

「なに!」

「やぁレディガーダニー、君には今殺人罪の容疑がかけられている。所まで来てもらう。」

「あなたは、ニコイルさん!」

「ねぇ母さん、この人だれ?」

「この人は前言った999レベルの人の一人よ。あなたは隠れなさい。」

母さんが小声でそういった。僕はすぐさまこっそりと隠れた。

急に999レベルか、というより、母さん殺人したのか?

「ニコイルさん、私は殺人なんかしておりません。」

「いや、いろんな住民がそう言っている、早く来い!」

「いやです…お願いします…」

「ガヤガヤうるさいんだよ!早行くぞ!」

そういいながらニコイルは母さんの髪の毛を引っ張った。

「やめ…て…いた…い…」

母さんは連れていかれないように全力で抵抗していた。

「抵抗するんじゃない!さもないとお前に最上級魔法を食らわせる羽目になるぞ!」

「なん…でなにもや…っていないのに…行かなきゃい…けないの…」

「ほう、そう来るか、じゃあこうしてやる!」

そしてニコイルは電気がまとった手で母さんの首を掴んだ。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

その時父さんが駆け下りてきた。

「どうしたんだ!」

「うるさい、目障りだ。」

バンッ!

「ゔ…」

ニコイルは手にまとっていた電気魔法を父さんに向けて撃った。心臓に電気魔法が当たった。父さんはおそらく死んでしまった。ぼくは隠れたまま、なにもできなかった。

「まだ抵抗するのか!じゃあもうこの場で殺してやる!」

そうしてニコイルは剣を取り出し、母さんの首を切った。

                 ー1日後ー

「…」

俺は1日呆然としていた。とりあえず何か食べたかったからレストランに行った。

チャリン

「いらっしゃいませ。あいている席にどうぞ」

俺はふと日本にいた頃を思い出した。

「ご注文はなににされますか?」

「あ、じゃぁグリーフパンケーキでおねがいします。」

「わかりました。すぐおもちします。」

496コインか、結構安いな。

チャリン

「いらっしゃいませ。あいている席にどうぞ。」

結構客来るんだなこの店

「ん?」

さっき入ってきた客が何故か俺の席の隣に座った。他にも席が空いてるのになんでだ?

「なぁお前、昨日ニコイルに両親を殺されただろ。」

「えっ!」

横に座ってきた男がそう言ってきた。

「な、なんでしってるんですか?」

「なんでって結構噂になってんだ。だからしってる。」

「…で、なにかようですか?」

「なぁ、お前ってニコイルに復讐したいと思わないか?」

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