ディーン
岸 律栄 (きし りつえ)
ディーン
愛なんて無縁だと思ってた
でもずっと何かを探してた
靄の中、分からずに
ずっと自分を押し殺してた
全ては自分以外の
よく分からないものに流れていく
それが当たり前だと思ってた
君に出逢う前までは
雷雨に打たれた僕と
雷雨を怖がる君
君を守りたいと思った
大粒の涙を流す君の頬を
拭う僕の手が自然に伸びた
僕を見つめる君と君を見つめる僕
君の気持ちは僕と同じだろうか
前世の記憶が蘇る
愛へと確信に変わる
君はまだ不安かい
僕は雷雨に怖がる君を
抱きしめて守るよ
精一杯の力で
2人の運命が赤い糸で交わるまで
霧の中いつも見てみぬふりをして
遠ざけていた僕はもういない
僕はいつまでも待つよ
君が安心して僕を受け入れるまで
もう逃げたりしない
君のそばにここにずっといるよ
ディーン 岸 律栄 (きし りつえ) @kishi-ritsue
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます