花崗岩と星空

ある夜、次の町を目指して草原の真ん中を通る道を歩いていると、花崗岩に座って星空を眺める男がいた。


「来てしまったか。俺は、誰かに見られると他の星に移動する種族なんだ。君、この星の名前はなんていうんだい?」


それを教えると彼は満足げに微笑み、光の粒になって天へ昇っていった。


#twnovel

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空想掌編書庫――あしざわTwitter小説集 葦沢かもめ @seagulloid

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