第二部に入って以降、間歇的に何十話かまとめ読みしてます。一時はどんだけピースを散らばらせるんだといささかヒキ気味で w 拝読しておりましたが、ようやくにしてキャラが一つの流れに収斂つつある模様。その一方で新キャラの供給はなおも続いていますんで、ストーリー規模はなおも増殖中という感じですけれども、息の継ぎどころは見えてきた、という感じですね。
前回コメントした際に、「『これはこういう話』と思われた部分が、いい意味で裏切られるような、楽しんでいただける物語になっていることを」と、微妙に含みのあるお返しをいただきましたけれども、なるほど、確かに、という気分です 笑。今となってはもう本作を「つまりこういう話」とあえて括ろうとは思いませんが、とりあえず第二部以降でひとつだけはっきりしたこと。
これ、一割ほどは確実にグルメ小説ですよね?
私にはほとんど馴染みのない料理やブランドばかりであるのが残念ですが、食事シーンがうまく書けているというのは、名作の必要条件の一つであるそうで。本作の場合、これは同時に平穏な日常生活の象徴でもあり、キャラそれぞれの心の自由の証でもあるかと思いますが、あるいは最終的に食という要素が二つの世界を有機的につなぐ最重要キーワードに……いや、それはないか w。
何はともあれ、この先も楽しみに読みつがせていただきます。
作者からの返信
湾多珠巳さま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます。
コメントをいただけて、とても嬉しく思っております。
相変わらず登場人物の多さでご負担をおかけしておりますことを、申し訳なく感じております。
舞台こそ現状、日本とエレディールという二ヶ所ですが、視点が多い分混乱させてしまいがちな構成であることも確かだと思います。
それでもお読み続けていただいていることに、心から感謝申し上げます。
私も他作者様のいろいろな作品を拝読しますが、やっぱり「あー、こういう感じの話かな」と何となく考えることが多いと自覚しています。
その通りのこともしばしばですが、たまに「えっ!?」と驚かされるような展開に出会うことがありまして、そういう時にはページを繰る手が止まらなくなってしまいます。
本作も読者の皆様にとってそんな作品だったらいいなと言う思いを込めて、前回のコメントでそのようなことを申し上げました。
グルメ小説と意識したことはないのですが、仰るように食事シーンが割と多いことは間違いありません。
それは正に湾多さまが仰るように、平和な日常の象徴であり、各人物のキャラ付けのためであります。
食がメインのキーワードとして二つの世界を有機的に繋ぐ展開については、まだ何とも申し上げられませんが、食事シーンはこれからもちょくちょく登場することになると思います。
個人的には、湾多さまに馴染みのある料理がどんなものなのか、とても気になりました(笑)。
まだまだ先の長い物語ですが、これからも変わらずお付き合いいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
拝読致しました。
おお、りょーすけさんの離婚にそんなバックグラウンドがあったとは!?
そしてなんか、皆さん「りょーすけさんが知っていたらどうだったろう?」と、どこか期待しているような?
相手は国家権力ならびに嫌な法人、個人では相手にするのは難しそうですが。
個人でなければ組織、ということで遂に黒家にタレ込みが。
さり気なくベーヴェルス母子の情報が三家に流れていることを示唆しつつ、いよいよ一統三家 vs 犬のおまわりさんの対決が先鋭化??
作者からの返信
たけざぶろうさま。
いつも拙作をお読みくださり、毎日本当にありがとうございます!
八乙女涼介と犬養莉緖の間には、そんな事情がありました。
莉緒も涼介の両親も、涼介には一切を報せない選択をしたようですが、果たしてそれが彼にとって本当によかったのかどうか、個人的には疑問だったりします。
心情的には理解できるのですけれど……。
今回、黒瀬和馬が義兄である白人の力を頼ったことで、仰るように対立構造が少しばかり広がりました。
莉緒のことも母子のことも、犬養宗久にとっては黒星になるような出来事とは言え、莉緒についてはどこまでも個人的なことなんですよね。
まあやっていることを考えれば今さらなのですが(汗)……その辺については、次話以降の展開をどうぞお楽しみください。
うわー、黒の宗家からも頼られちゃう真夜さん、かっちょいいです。
もはや、真夜さん主人公でもよいのでは?♫
作者からの返信
どまんだかっぷさま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます。
何だかほやほやとしている感じの銀月真夜ですが、銀月家当主としての務めはちゃんと果たしているようですね。
彼女の重要性から考えても、主人公ポジで立派にやっていけそうな気もします(笑)。