皮肉にもあちらの世界とこちらの世界の人間が交換されたような状況。
職員室チームの人達が、初めて出会った人々によくしてもらったように、この母と息子二人も全く初めて出会った見ず知らずの人に親切にしてもらっています。
みんな良心的な人と出会えて運が良かったというものですね。
八乙女さん達が異文化に驚いたように、この二人もどんなに驚いたことでしょうね。
洗濯機やテレビや色んなものにどんな反応をみせるのか、興味が湧いてきました。
でも、そんなこと言ったら彼らに気の毒ですね。
少しづつ驚いてもらって、日本の暮らしに馴染んでいってほしいです。
職員チームは大勢で心強かったでしょうが、こちらは二人きりです。
でも母親と息子が一緒だということだけでも良かったな、と思いました。
どうなるんでしょうね、これから・・
作者からの返信
@88chamaさま。
いつも拙作をご愛読くださり、本当にありがとうございます。
状況としては正に仰る通りですね。
ベーヴェルス母子にとって、最初に彼らが出会ったのが天方家だったことは、高額宝くじに当選したほどの幸運だったと思います。
違う文化で育った者同士が、その違いや反応に興味を示すのは自然なことですよね。
母子は望んでなった状況ではないので、気の毒ではありますけれど。
また、サンドラとリウス自身が穏やかな人物であることも、よい出会いになった一因でもあるでしょうね。
まだまだ謎だらけな二人ですが、天方家はともかく、現代日本と言う国は良くも悪くも、決してよそ者に優しいとは言えない状況です。
何が二人を待ち受けているのか……これからの展開を楽しんでいただければ幸いです。
拝読致しました。
天方一家、なんて良い人たち!
……と、言いつつも、やっていることはとっても危険と思わざるを得なかったりも?(^^;)
しかしこのベーヴェルス母子さんたち、天方さん家に保護されたのですね。
なんとなく、サララさん一家に保護された⇒がんばって意思疎通した⇒上野原さんの無事を連想できた……という流れを想像していましたが、外れてしまいました(^^;)
天方ママさん、直感を信じるのは大切ですが、素人看病で復活できる程度の消耗で本当に良かったです。
ただ、後で辻褄を合わせるのは大変ですね。
その辺は天方パパさんに期待かな?
IT業界の方であれば、インターネットを駆使した調査には慣れているでしょう、きっと何等かの情報を情報の海からサルベージしてくれることを期待します、
そう言えば、彼らが棲んでいた地下の家を掘り返せば、貴重な現地文化、場合によっては書類などが手に入るかもしれませんね。
さて、エレディールの地底人一家、その素性やいかに?
作者からの返信
たけざぶろうさま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます。
そうですね。
ベーヴェルス母子についての天方家の認識は、現時点では恐らく正体不明の外国人というものだと思われます。
それを匿うと言うことが、現在の日本において結構危険な行為であることは、陸もさくらも理解しているでしょう。
たけざぶろうさまの想像が外れていたということですが、仰るような流れも割と自然だなと感じました。
ここまでで黒瀬白人と檜山讃羅良だけが、二十三人の行方に繋がるようなことに言及していたので、無理からぬことだと思います。
また、ご指摘のようにベーヴェルス母子がいた場所は、転移に巻き込まれた極一部分とは言え、ある意味別世界?の構造物なわけですから、貴重な情報源となる可能性は高いと考えられます。
それが日本人の目に触れることがあるのか否か……今後の展開を楽しみにしていただけると幸いです。
やはりなれない場所では緊張もいっぱいのようですね…落ち着けるようになれば、会話を試みたりもできるのですが!