拝読致しました。
遂に、追放。
でもこれって、刺客のことを考えなければ、実は残留するよりも八乙女さんにとって自由度が上がってやりやすいのですよね。
なんせ元・外交部、多少なりともコミュニケーション手段があり、浅くとも知己がいる。生存に主眼を置くならば、何よりも野に放たれるのが有難い。
そしてそれは鏡さんも十分以上に承知していることでしょう。
つまり、彼を野に放つというのは、鏡先生が大丈夫と思う程に現実的な策が既にあるということ。まあ、刺客が妥当な線でしょうね。
俄か子連れ狼となってしまった八乙女さんに、サバイバルは可能なのか――Σ(゚д゚lll)
対して残留組、間違いなく鏡さんは統制を取るための何らかの手段を施行するでしょう。
厄介なのは、久我夫妻から瑠奈ちゃん逃走を幇助してしまった面々。きっと久我夫妻、特に久我ママからは敵意剥き出しでしょうね。ここから対立構造が発生する。
すると、鏡さんはこれを利用して統制を取ろうとするのではないかな。
鏡体制を強化しようとする。
思えば転移前に朝陽君をイジメたというアイツ、文脈的に見れば鏡さんか壬生さんの関与でしょうが、より陰湿に裏から手を回しそうなのは鏡さんの方か。
鏡さんは、いったい何をしようと、どこを目指そうと言うのか――Σ( ̄□ ̄|||)
作者からの返信
たけざぶろうさま。
いつも拙作をお読みくださり、心から感謝申し上げます。
何だか毎回同じようなことばかり申し上げているような気がしますが、いつもながらたけざぶろうさまの考察は鋭い……その一言に尽きます(笑)。
八乙女涼介と久我瑠奈の今後については、とりあえずは次話以降の展開を楽しんでいただければと思いますが、天方聖斗がちらりと触れただけの「いじめ」のこともよく記憶されていらっしゃるなと感じ入りました。
そうして、仰るように鏡龍之介が何を目論み、どこを目指して行動を起こしているのかということがよく分からない状況ですね。
そちらもおいおい明らかになっていくことではありますが、引き続きたけざぶろうさまが楽しんでいただける物語であることを願っております。
瑠奈ちゃん、まさか、あんなに堂々と決別するとは……。
まあ、あそこまではっきりと、両親を拒絶したら、
八乙女先生幼女誘拐という、冤罪での断罪は免れるわけで……。
ただ、身体を張った黒瀬先生、大丈夫なのでしょうか。
作者からの返信
のりのりのさま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます!
転移するまで、いえ、転移してからもしばらくは、久我純一も英美里も決して悪い親ではありませんでした。
特に英美里は、娘のことを本当に大事に思っていましたし、今でもそうです。
瑠奈の方でも両親の気持ちはちゃんと分かっていたのに……久我家にとっては悲惨な結末が訪れてしまいました。
まあ八乙女涼介も、連れていくことには難色を示していましたから……(笑)。
黒瀬真白についても、確かに心配ですね。
黒瀬先生GJなのですけれど……今後大丈夫でしょうか。
久我夫婦には少しすっきりしましたが。瑠奈ちゃんは八乙女刺客と一緒の方がいいですよねぇp_qエーン
瓜生&山吹先生はすれ違ったのですね……
作者からの返信
左手でクレープさま。
いつも拙作をお読みいただき、本当にありがとうございます。
まめにコメントにもとても励まされております。
黒瀬真白は……どうなんでしょうね。
でもきっと、八乙女の残した言葉を律儀に守ろうとするんじゃないかなと思います。
久我夫婦も……物語の冒頭で瑠奈と一緒に校長室にいたのは、この学校に瑠奈が転校してきてから起こった問題の、解決のためだったんですよね。
純一も英美里も、娘のことをちゃんと考えていて、瑠奈もそのことをちゃんと分かっていたはずなんですが……なぜこうなってしまったのか。
山吹葉澄が見たものは、幻ではなかったようですね。
すれ違い、です。
ついに八乙女先生の追放、そして山吹先生たちの帰還ですね。
告げられた言葉通り決して今の二人はとても胸を張ったご両親とは呼べないでしょう…。
八乙女先生たちの道は過酷過ぎて折れてしまいそうになることもあるかもしれませんが、いつかはきっと…!