拝読致しました。
校長先生、人格者ですねー。
ただ、ルールに保護された世界ならば良い先生なのですが、実は23人を護ってくれる社会機構が失われている現在、各人の常識と理性に組織運営の規律をゆだねていると言う薄氷を踏むような状況では、いつか氷を踏み抜いてしまいそうでΣ(゚д゚lll)
小さな単位での司法・立法・行政を律する組織――警察力であったり、裁判官で合ったり、あるいは官僚であったり。実を言うと、そういった社会保障の強制力を強く締める存在がいないと、どこかで破綻が生じそうで怖いな、と思いながら読んでいました、が……(^^;)
やばいっすね。壬生さん、完全に八乙女さんを敵視していますし、久我さんも潜在的に八乙女さんを敵視しかけています。
ただでさえ少ないのに、組織を割るような行動は避けてもらいたいところですが、このままでは八乙女派と反八乙女派に割れそうですね。あ、距離を置く派も入れると3つに割れたりして?Σ(゚д゚lll)
おまけに鏡先生、校長の状態を考えずに(あるいは踏まえても)追い込んでいるし。
不穏が止まらない...
作者からの返信
たけざぶろうさま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます。
正に仰る通りだと思います。
法も道徳も、基本的には抗いがたい強制力があってこそ、機能するものです。
長らくそうした世界で生きてきた朝霧校長たちを責めるのは酷ではありますが、実は彼らを保護していたものがない世界にいるのだと言うことを、なまじザハドが割と規律のある町だったこともあって、明確に気付くことが出来にくい状態なのですね。
その状態で、壬生魁人たちが表立って分断を厭わないような態度を見せ始めていると言うのは、あまりいい兆候ではないように思えますね。
面白かったので、結構一気に読んじゃいました。
読むの早いけど、ちゃんと読んでますので(^-^)
それぞれの考えが露わになってきましたね~
暴力を正当化するやつは駄目ですけどね。
この場をお借りしまして、短編に星をいただきありがとうございました。
作者からの返信
陽咲乃さま。
いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
たくさん読んでいただいて嬉しいです。
通知欄を見て、興奮してしまいました(笑)。
第一部最終章ということで、この集団にもいろんな変化が訪れていますね。
異郷の地で生きていく目処がある程度立ったことで、余裕が生まれたとも言えそうです。
御作「スミレ荘の恋物語」には楽しませていただきました。
他にも面白そうな作品がたくさんありましたので(今は「ケット・シー」ですが)、いろいろとお邪魔させていただきます。
こちらこそありがとうございます。
黒瀬さん…その懸念、よく分かります。
頻繁に行われていた情報交換がないのは、良いことなのか悪いことなのか。
胸騒ぎが走るばかりで…八乙女先生の存在が頼もしく感じますね