拝読致しました。
こちらの地での歴史が少しずつ開示されてきました!
星歴12,511年...文字通り、桁がちがいますね(^^;)
日本で言えば縄文時代初期。
翻って、ジョン・ケイが飛び杼を発明して産業革命が進み出したのが1,733年。
縄文初期から産業革命の入口までを見れば、一万年以上あるところを考えれば、科学文明の差分はまあ誤差なのかな?などと想ったり。
ルネサンスくらいの中世ヨーロッパ人が転移したら、そこまで文化の差を感じなかったでしょう。
その辺の誤差の原因は、おそらく産業革命が必要なかったから、かな?
八乙女さんが懸念しているほど、ギームは根本的な能力であるのか、ただのボーナス能力であるのかは、これからの能力の深掘りにあるかなぁ。
ただ、「なぜ胸部を意識するか」をどうやらこちらの人は突き詰めていない or 一般知識化されていない、のであれば、解剖学や知識解放が進んでいない可能性が思い当たります。
ということは、科学的検証の観点を持つ現代人が、ギームに支えられた文化を検証した時に、どのような変化が訪れるのか……(;´・ω・)
ところで、
「ディアブラントがこめかみ《カールム》を押さえて嘆く。」
こちら、ルビの設定に不備がありそうです。
作者からの返信
たけざぶろうさま。
毎日拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます。
いつも感謝しております。
そうなんです。
実はエレディールの歴史はとても長いのです。
もちろんその間ずっと平穏だったわけではなく、様々なことが起こっているわけですが、ひとつ言えるのは魔法もまた共にあったということです。
彼らの文明は、私たちの世界のものとは根本から異なっていると言えます。
例え表向きには似たようなものに見えているとしても。
「胸部を意識」についてのリィナやリッカの説明は、少し誤解を招く説明だったかもしれません。
例えば臓器を引き合いに出すとしたら、肝臓などはとても重要な役割を多岐にわたって果たしているわけですが、一般の人たちはそれをどんな仕組みで、どんな機序で行っているかということは気にしないでしょうし、説明を求められても正確な答えを返すことは難しいと思います。
そういう感覚だと思っていただければ幸いです。
ただ、
>科学的検証の観点を持つ現代人が、ギームに支えられた文化を検証した時
というご指摘はとても重要な事柄です。
もちろん、現代人の科学が及ぶ範囲に魔法の真髄が収まっていれば、の話とも言えますが……。
ルビについてのご指摘、ありがとうございます。
早速修正いたしました。
およそ一万二千年前、マリアナ諸島含む太平洋の真中にあった大陸と言えばムー大陸じゃ無いですか。元の世界からこちらの世界に大陸ごと来てしまったとか。
この地の人達もこっちきた時に力を得たのか、向こうの世界にいた時に獲得した力でこっちにきたのか。
妄想が広がって面白い。
先生達が転移した時の情報が、ハワイと同緯度にあるマリアナ諸島の陸地だったのでムー大陸は頭に浮かんだんですが除外してましたね。学校の敷地より広大な土地が過去に消失(どっかに転移)したのなら大陸ごともあるかもしれない。
ただ現象の規模が小さくなっているから、元の世界との繋がりが薄くなって(離れて)きてるとか。
星暦で思い出すのはSF等で人類が宇宙に進出した時に使う暦ですが、そんな文明では無さそうなので星の運行を基にした暦?と思いました。
星空で良く動く(他の恒星との相対位置が常に同じで無い)星は惑星で目立つのは金星か。惑星の位置は占いでも使われるし。
金星の会合周期は約584日。およそ19.5ヶ月で1年。
リィナとシーラは11歳。
(星暦で11歳)=(11✕584)÷365=(太陽暦で17.6歳)
数え歳の場合
(星暦の数え年で11歳)=((11-1)✕584)÷365=(太陽暦で16歳)
先生達の印象には近くなる。
(約467日のケレスの方が良い感じだけど暗すぎるので除外。望遠鏡でもないと見えない。)
ただ星暦一万二千五百十一年は、太陽暦で約二万年となってしまうが、・・・きりのいい数字だから良いかも。
現地の人の見た目年齢と実年齢の開きが大きい、気候が低緯度地域にしては寒冷、という事から公転軌道の直径が違う(大きい)可能性を考慮したが、上記暦なら、現代地球と同一時間軸で裏次元の同一軌道上の地球、という推測を補強してくれる。
(gps衛星、ISSは次元の窓?穴を通して見てるので公転軌道が多少違ってもOKと想定していた。軌道が大きくなれば気温も下がるしね。)
とある場所にいる俟伯爵以外の勢力
かつて隣の部屋で聞き耳をたてていた俟伯爵勢力(馭者?)
部屋を陰で窺っていた瑠奈さん
不穏な影が近寄ってますね。
作者からの返信
@mura999さま。
引き続き拙作をお読みいただき、いつも本当にありがとうございます。
12511年という数字だけで、ここまでの考察をしてくださることに、大げさではなく感動しております。
とても真剣に拙作と向き合っていただいていると思いますので、大きなネタバレにならない程度に正確な情報をお伝えします。
まず、エレディールはムーではありません。
しかし、ムー大陸から着想の一部を得ていることも事実です。
実際に私の制作ノートには、ムー大陸のことについて調べたことがたくさん記述してありますし、数の数え方、命数法、度量衡等についてもムー大陸のものとして設定していました。
もっと言えば、最初の構想では@mura999さまが書かれたことに酷似しているところもあるのです。
アトランティスも10の王家によって治められていた帝国として、登場させる予定でした。
最終的にはそれらの案はボツになりましたが、今でもそこかしこに残り香が感じられるかも知れませんね。
星暦の考察も、とても興味深いものです。
現時点ではエレディールの暦に「星暦」の文字が当てられている理由については、作中で明確に述べられてはいません。
それでもほとんどの読者の方が、何となく気付いていらっしゃることと思います。
現地の人の見た目年齢と実年齢の開きが大きい、ということに関しては、これは科学的な根拠と言うよりは、個人的な主観に左右されるものだと思います。
文化的な違いも関係しているのかもしれません。
二つの世界?の秘密の答えは、現在353話まで投稿されているエピソードの中で……そうですね、半分くらいは明らかになっています。
一定の答えは出ているけれど、まだ秘密が隠されているという感じでしょうか。
@mura999さまの考えがどのくらい的を射ているのか、それが分かるのを楽しみにしていただきたいと思っておりますが、正直なかなかに鋭い考察だと驚いています。
転移してきた当初からしばらくは、とにかく生きていくことに必死で頑張っていた学校勢ですが、現地との関係性が出来て、いろいろ余裕が生まれたことによって、また別の問題に晒されるようになってきました。
これからもどうぞ拙作をご愛読いただけますと、とても嬉しく思います。
魔法を使えることが何かの問題点になりそうですね…
ただでさえ禁足地にいる存在ですし、近い内命を狙われるかも…!?
作者からの返信
燈乃つんさま。
いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます!
実際、リューグラム卿たちも学校勢が何者か、ずっと探っているわけですよね。
魔法が使えないのなら、自分たちとは違う存在とすることも出来ましたが、一部だけ使える者がいたという事実は、新たな混乱をもたらしたとも言えそうです。
そんな学校勢を、彼らはどのように見ていくのでしょうね。