考えてみれば駅って都市の入口なわけで、結界みたいなものが張られていてもおかしくないのかもしれません。名古屋の歴史や神話とからめてコンパクトに違和感なくまとまっている上に、権利の都合ネタでもちょっとくすっとできるお話です。
まさか動く金時計の話を読む日が来るとは夢にも思いませんでした。発想の勝利です。また、単なる出オチではなく、事実と紐づけて上手くフィクションを作り上げられており、「本当にあったのかもしれない」と思わせる仕組みがお見事でした。ドキドキ、ワクワク、たまにヒヤッとホラーもあるミステリーな作品をどうぞご覧ください。