不真面目なわたしたち

不真面目なわたしたち

戦争中の国であっても毎日どこかで赤子は生まれる。

平和な国でも毎日どこかで失われてゆく幼き生命。

せめて年に一日でもいい。

全ての子どもが笑って暮らせる日が欲しい。

世界のどこにも爆弾が、けして降らない日が欲しい。

世界中の子供たちが凍えず満腹な日が欲しい。

でも、それはきっと無理なんだろう。

やい、世界。

そんなに真面目に殺しをさせるな。

そんなに真面目に富を奪うな。

そんなに真面目に傷つけ合うな。

悪事をするならもっと手を抜け。

しくじる方がいいじゃないか。

不真面目けっこう、テキトー上等。

少しは笑顔になれますように。

少しは元気になれますように。

世界が優しくなりますように。

そんな祈りをちょびっと込めて、

おバカな話を今日も打ち込む。

ひねくれ者の小さな抵抗。

そんなひねくれ者たちは、

思っていたより多かった。