第6話 後書き

ペットって、身近な存在ですよね。

ご覧になってくださっている方の中で、ペットを飼っていらっしゃる方も少なくないと思います。


どうもこんにちは、金森怜香です。


かくいう自分も、幼少期から大の動物好き、学生時代は犬が家におりました。

社会人になり、四年が経った頃に老衰で亡くなってしまったのですが……。

今でも、愛犬を看取ってやれたことは良かった、と心から思います。

犬は最期を迎える時、この家が嫌だと思うと数日前に家から逃げるという話を聞いたことがあるのですが、うちの子は家で最期を迎えました。

居心地が良いと思ってくれたのだろうと思います。

実はこの本編に出てくるカーラこそ、今は亡き愛犬がモデルです。


我が家では、その後犬は飼っておりません。

やはり、新しい子をお迎えしたとしても、今の両親の体力なら先に看取ってやることはできるでしょう。

しかし、家族会議を何度もして、犬を今後お迎えしない、という判断を下した家庭です。

理由は、『亡き愛犬とお迎えした子を比較して、犬、飼い主一家ともども辛い思いをしたくないから』です。

たくさんの犬、猫を見てきました。

同時に、他のたくさんの動物を見ております。

やっぱり、同じ犬でも猫でも、モルモットでも、ハムスターでも、馬でもなんでも、必ず個性があります。

それを比較して、あの子はこんなことしなかったのに、どうしてこいつはこうなんだ、と比べてしまったら、やはりお迎えしても新しい子が家に馴染めないんじゃないか?

そう家族で決断を出しました。


ただ、結局ペットがいなくて寂しいから、とメダカを飼っております。

メダカも、飼っていると懐いてくれるのか、エサが欲しいだけなのか、可愛いな、と思う瞬間がたくさんあります。


自分自身、ドッグトレーナーコースで勉強し、授業で愛護センターを訪問し、新たに新しい子を迎えることがあるのなら保護犬を里子に迎えたい。

救える命があるのなら、手を差し伸ばしたい。

親には最初、そんな話をしました。

上記の理由で、我が家はお迎えできない家庭となったのですが……。

ちなみに、母が大の猫が苦手で飼えるとしても犬一択になる過程ではあるのですが……。


愛護センターで、日に日に生気が落ちていく犬たちを見て、本当に見ていられませんでした。

翌日、ガス室に向かう子たちは本当に直視できない程生気がなく、目も光がありませんでした。

ガス室に追い込まれても、抵抗する犬や猫もやはりいると聞いたことがあります。


少しでも、そんな犬や猫がいることを知ってほしい。

その想いから執筆をしました。

一応、動物専門士の端くれとして、可愛いだけで飼って辛い思いをしてほしくない。

同じ命なんだ、それだけはと思い、筆を執りました。


後書きが遅くなってすみません。

色々思い悩んでおりました。

また次の作品でお会いしましょう!



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宣告へのカウントダウン 金森 怜香 @asutai1119

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