人間をコピーできたら……そんな近未来でおこる壮大な社会転換。
主人公たちは為政者たちの真の目的に迫っていく。
いろいろと考えさせられる一作。
きっとハラハラドキドキしながら、読み進めて行く事になるでしょう！
お勧めです！

　出来れば、この小説のような未来にはなってほしくないなぁと思います。
　さて、僕が今年のレビューの書き納めに選んだのがこの作品でした。
「ラブラドレッセンスな世界」
　さぁ、このタイトルの意味は一体何なんでしょうか？

　すごい面白くて、コピー人間というものが発端となって話は進みますが、まさに近い未来に人間が遭遇しそうな内容になっています。
　人間の欲望が渦巻く世界。
　いったいこの先何が起こるのか、すごい気になるミステリホラーなSF物語。
　ぜひ、年の瀬や年明けに、読み納め、読み初めとしてお読みください！

もしも自分と同じ存在をもうひとり生み出すことが出来たなら……。
コピー人間の製造コストは一体一億円。
増えていくのは優秀と判断された人間のコピーばかり。そこからはじまる優生思想。
あってはならない近未来がどこへ向かっていくのか、背筋をゾッとさせながらも読み進める手が止まりません！