第3話 莉々と悠斗
今日は週1の病院の日、そこで同じクラスの
「私、心臓の病気なんだ。重い病気で余命宣告されてるの。」と―
「えっ!!ご、ごめん!そんなこと言わせてごめん!ホントにごめん!」
「全然大丈夫だよ。ふふ。謝りすぎじゃない?」
延命くんはすごい勢いであやまっていてなんか面白いなぁ。
「えっだって。そんなこと……(; ・`д・´)恋川さんホントごめん!!」
「いいよ、いいよ。ちょっと嬉しいくらいだし!」
「え……?」
「これ人にいうとさ皆可哀想とか気の毒とか言うんだ。。だから嬉しいんだ。延命くんが可哀想とか言わなくて!」
「そ、それで恋川さん体、大丈夫なの??」
「ふふ。大丈夫だよ。ありがと!心配してくれて!」
「ホントに?ホントに大丈夫なの?」
「延命くんは心配性だなぁ。ホントに大丈夫だよ。今日、病院来たのも、いつもの検査受けに来ただけだし……。」
「水曜日はいつも検査受けに来てるの?」
「うん。そうだよ~!」
「そうなんだ。……じゃあ毎週水曜日、恋川さんが病院に来た時に会わない?」
「うん。いいよ!じゃあRIME繋がない?」
RIMEとはスマホのメールアプリのことです。
「うん。いいよ!(≧▽≦)QRでいい?」
「いいよ。」
「RIME繋いだの久しぶりだなぁ~余命宣告されてから、そういうのは諦めてたから。延命くん、ありがとね!」
「恋川さん、だったら2人で思い出作りませんか!?それと良かったらなんだけど僕のこと悠斗って呼んでくれませんか?」
「うん。分かった。悠斗くん!一緒に思い出作ろ!良かったら私のことも莉々って呼んでね!」
「うん。莉々さん。改めましてよろしく。」
「悠斗くん、よろしくね!」
「あと120日―」
莉々が帰ったあと悠斗がそんなことを呟いたことを莉々は知る由もない……。
余命宣告された私は、余命が見える君に恋をした。 結愛♪ @huwariri
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