第2話 延命 悠斗くん


 今日は、病院に通う日です。

 毎週水曜日の学校が終わったあとに病院に行くことになってるんだ。(^▽^)

 いつもどうり診察を受けて、異常なしだったのでそのまま帰ることにしました。

 帰ろうとしたとき、ある人が目の前を通りました。


延命えんめい 悠斗はるとくん?」と無意識に言っていた。

「そうだけど…あ、同じクラスの…」と言った。

 そう彼は同じクラスの延命 悠斗くんだ。

 彼は同じクラスといっても全然会っていない。

 それは、私の病気のせいじゃない。> <

 彼、延命 悠斗くんは今年の5月—まだ私が余命宣告されていないときに交通事故にあい大けがを負って、入院しているのだ。

「動けるようになったの?」と私が聞くと

「うん。まだ動けるようになったばかりで、リハビリ中だけどね。」と言った。

「そっか。また学校に来れるようになるといいね!」と言うと、

「うん。ありがとう。早く行きたいな~♪そういえばえーと名前なんだっけ?」と言ったので、私は

「私は、恋川莉々だよ!よろしくね!」と言ったら、延命くんは

「そうっだったね。ごめん、覚えてなくて。」と言った。私は、

「そんなこと全然いいよ。」と言った。

「ありがと。で恋川さんは何で病院にいるの?それに数字も…」と延命くんは言った。

「え…」と私は言ってしまった。すると慌てたように延命くんは

「いや、言いたくないなら言わなくていいよ。ごめん、こんなこと聞いて…」と言った。そういうから私は

「私、心臓の病気なんだ。重い病気で余命宣告されてるの。」と言ってしまった…

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