転移先でも指示厨引きこもりします！

第1話テンプレ

「春」それは暖かく、桜が舞い散る季節だ。

だが、

「なんでこんなに寒いんだよー！！」

遡ること1時間前

「おい、美香早く出るぞ。今日から高校生だろ。早く行くぞ。」

「やだ、行きたくない。この部屋から出たくない。」

この引きこもりは双子の姉『上里美香』

中2から引きこもりになった。

「和馬よく聞きなさい。私はこの部屋から連れ出して貴方になんの徳があるの？ただ無駄な労力を使うだけじゃない。」

「はいはい、そんなことどうでもいいから。

ってか、床に落書きするなよ。」

「私、床に落書きなんかしてないわよ。」

「嘘つけ。ほら、魔法陣みたいなのがあるだろ。」

「ねぇ、さっきよりも若干この部屋明るくなってない？」

「これ、魔法陣が光ってないか？」

「和馬、これって異世界転移フラグじゃない？」

そして転移して今にいたる。

「和馬、外って春じゃなかった？」

「うん、春だった。」

そんな話をしていると一台の馬車がこちらに向かってきた。

馬車は俺たちの前に止まると一人の騎士が出てきた。

「貴方が転移者ですね。どうぞ馬車の中へ」

俺たちは馬車に乗った。

「しかし、引きこもり卒業が異世界転移だなんて。」

「お前だけだよ」

そんな雑談をしていると街が見えてきた。

「あれが王都『エルミア』です。」

「なかなかにすごい街ですね。」

「和馬、あれは財政難なんでしょうね。」

「なんでだよ。」

「だって城壁が結構ボロボロだもの」

「そうなんです美香様。他国からの攻撃で色々経費を使い。金がないのです。」

「そうなんだ。」

そんなこんなで話をしていると城についた。