第5話 目覚まし時計の恋は、幸せな結末?
僕の上司は、運命の女神様。
目覚まし時計の鈴鳴くんに、人の身体を与えてほしいと頼みに行きました。
元々、鈴鳴くんが、心を持った事は、こちらのミス。
それは、女神も認めてくれました。
魂を持たない、虚ろな人。
その身体を見つけて、鈴鳴くんの魂を封入。
しかし、そんなに都合の良い人は、なかなか見つかりません。
現在、人の身体は、見当たらず。
天の世界の人形ならと、女神様。
『たしか、天界にも魂を入れて動く人形があったような…』
すぐに、運命の女神、スマホ取り出す。
お友達の知恵の女神にライン。
既読は、すぐにつき、
返事もすぐに。
知恵の女神、
人形は、月の女神からの依頼で、彼女自身が作ったもの。
月の女神が、弓の競技で勝てない
兄を倒す、道具。
兄の
弓矢の神の力を
徐々に吸い取る人形。
競技会で兄に勝つため、弓矢の神に送ったプレゼント。
今は、妹想いの兄の宝物。
妹を想い過ぎるのが、ちょっと問題。
競技会で、弓矢の勝負に勝てれば、何でも言う事をひとつ聞くふたりの約束。
次の競技会の勝者。
妹は、兄の金の弓と人形を。
兄は妹を妻に。
分からない神様の感覚。
ちょっと、痛い弓矢の神様。
妹がいない作者。
ここは、適当な設定
申し訳ありません。
m(_ _)m
とにかく、まだまだ遊びたい盛りの月の女神。
家庭に入る気なんて、全く無く。
まして、相手が兄なんて。
競技会には、絶対負けられません。
競技会、当日。
弓矢の神、的を外し、青ざめる。
もちろん、一度のミスが命取り。
月の女神、
兄の金の弓を手にいれ、人形を取り返す。
弓矢の神、落ち込む間に、兄の力をどんどん吸い取る、
悪い妹。
鈴鳴くんに人形の身体を与える。
見た目、人間と区別出来ず。
イケメンのモデル体型。
モテモテ。
しかし、人形の鈴鳴くん。
自信が持てず。
持ち主の彼女の姿に、ときめく。
胸の中、コチコチと高鳴る鼓動。
鈴鳴くんの心は、振り子?
彼女に伝えたい恋心が、勇気と弱気の間を行ったり、来たり。
鈴鳴くんのその身体、
弓矢の神の力が、いっぱい満たされています。
月の女神、
彼の気持ちを伝える事の出来る、金の矢を仲良しのアヤモンの涙から作る。
金の矢と兄の弓を、鈴鳴くんに与える。
金の弓に金の矢をつがえた鈴鳴くん。
しかし、彼は恋の叶う矢を射る事は、無かった。
駆け寄る鈴鳴くん。
全てを彼女に、自らの口で語る。
信じられない顔の目覚まし時計の持主。
しかし、その聞き覚えのある子守歌、ベルの音。
彼女は、信じる。
それから…。
街中に、響くふたりのための幸せのベル。
今日は、ふたりの結婚式。
金の矢は、アヤモンの涙に戻り、光の粒へ。
街のみんなの心が、温かくなりました。
お話は、終わりだよ。
アヤモン。
いつの間にか眠るアヤモン。
夢を見ているのかな?
涙がひと滴、頬に流れている。
ごめんね、アヤモン。
昔を思い出しちゃったかな?
でも…。
ここには、僕だっているよ。
大好きなアヤモン。
元気にな〜れ!
終わり
アヤモン @ramia294
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