第4話・土の中にいる。2

ある県道のバイパス道路を新たに工事するにあたり…。

谷川の一部を埋め立て道路にする事になった。

しかし、河川には巨大な石が在り…。

「おい、何で河川に山の岩が在るんだ?」

「いやー。おかしいですね。どう見ても山から掘ってきた様な岩ですね。」

「オペさんが、岩の下の土も山土で河川の奴じゃ無いって言ってます。」

「まあいいや、掘ってみろ邪魔だから。」

「はーい、じゃあオペさんおねがいします。」

重機で山の岩を退かし、掘り進めると…。

途端に辺りに死臭が漂い始めた。

パワーショベルの爪が山の土を退ける。

「うわーーーーーーーーーー!!」(ガタガタガタガタガタガタ)

突然、重機のオペさんが叫びバケットを激しく振る。

バケットの爪に絡みつく長い毛と…。

土の中からハイヒールの片方が泥に濡れて出てきた。

「監督さん!どうしよう!!」


「…。埋めろ。」


今では観光道路として毎日、多くの車が通過しています。





(#◎皿◎´)あれは臭かった…。

(´・ω・;)嘘話しだよな…。



おまけ:入ってはいけない山。


女人禁制の山は高確率でツツガムシやマダニが居るのは常識だ。

宗教もLGB丁も関係ない。

単純に、女、子供が入ると罹患する。

(症状:高熱が続き。治んないと死ぬ。)

危険な場所には先祖の教訓が含まれている。

しかし、昨今の鹿の大移動で、マダニと山蛭が出る山が増えた。

作者が子供の頃には”ココの山には居ない…。”と言われていた場所でも見る事が有る。

”昔の言い伝え。”は時として変化する。

偶然の山火事でマダニも山蛭も全滅する場合もある。

植生が変わり居なくなる事もある。

では、”絶対に入っては行けない山…。”とは何だろうか?

良く有る地形だ。


非情に危険な山。

一言でいうと”落とし穴。”だ。



先ずその山に入るのには準備が要る。

ロープと腰ベルトに物干し竿を挿して立ち木にロープを結びながら数人で数珠つなぎで進む必要がある。

理由はカルスト地形になる前の山…。

見た目は通常の山林だが地面の下に石灰岩地層がある山。

高確率で垂直の鍾乳洞が形成されている場合がある。

その入り口狭く垂直で、中は広い。

壁に手は届かない。

垂直穴は高さ100Mに及ぶ場合がある。

落ちたらもう、出られない。

しかも落ち葉で狭い入り口は解らない。

人の自重で地面が崩落する場合もある。

単純に雨水の浸食でできるので何処にでも新たに穴が出来る。

秋吉台のような解り易い地形ではない。

一見は普通の山林に見える。


天然の落とし穴。


観光鍾乳洞がある場所の近くの山林には絶対に入ってはいけない。


と、言うか。

(´・ω・`)知らん山には入るな!!



(´・ω・`)禁制の山に入るの…。ダメ絶対!

(#◎皿◎´)まあ…。アレだ、俺は捨てると数百年は発見されない山を知っている。


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怖い話…。 焼肉バンタム @arino_ryousi

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