第3話・土の中にいる。1
(´・ω・`)コレは作者や作者の友達が酒飲み話で聞いた事を纏めたはなしです。
(´・ω・`)本当かの真偽は不明です。
昔々、当時、土木会社に勤める友人と酒飲みながら聞いた話しだ。
もう。〇十年ぐらい前の話だろう。
友人は入社してまだ浅い新米現場監督だったが。
会社が某社の運動場の工事を受注した…。
会社同士は昔から付き合いのある。
現場は地元の企業の郊外のグランドで。
かつて、湿地にカーバイトカスを埋め立て土を被せて作った。
出来た平地に会社の運動部のグランドとして利用していた。
昨今、雨水の湧き水が強アルカリに成ってきたので。
排水設備を増設して湧き水を中和する水槽を取り付け、安全に(河に)排水する設備。
と言う工事だった。(らしい…。)
順調に工事は進んでいたが。
ある日、ダンプの運転手が聞いてきた。
「監督さん、こっから掘る?」
自営のダンプ屋で年配の運転手…。
「あー。そっちは掘らないね。」
経験は長い、頼りになるオペさんだ。
「そう、良かった。昔ねココに。”ピーーーー”埋めたのよ。」
「は?」
「”ピーーーー”」
「え?なんで?」
「いや、もう。荷台に満載で何度も運んだからね。覚えてるんだよ”ピーーーー”こっから。向こうの穴に埋めた。」
「いやいやいやいや。」
「間違いない。あの木に見覚えがある。空襲で焼けて真っ黒になったのを…。荷台から直接穴に投げ入れた。男も女も判んない位だった。」
監督さんは急いで上司に報告した。
「”ピーーーー”が埋まっているそうです!!」
「うーん、今回の工事で掘り起こす場所とは関係ないから無視で。」
「えーーー。」
「まあ、よくある話だ。昔なら。」
「そうですか…。」
当時、作者はソレを聞いて。
厚生省の管轄なので通報しても良いのでは無いか?
今でも都市公園や大学の片隅でも。
当時の記憶による試験掘削で発見される事例も多い。
何時かは発見され、仏として供養されることを祈っている。
できれば宅地になる前に…。
(#◎皿◎´)現場あるある…。
( ´・ω・` )桜の木の下には…。
(#◎皿◎´)あの木は桜じゃなかったぞ?
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