おわりに
ものの少ない部屋、整った空間、丁寧な暮らし。私のあこがれは消えることはない。一方で、あこがれのまま終わりそうでもある。
ゆるりまいさんの『わたしのウチにはなんにもない。』を読んだときの、強いあこがれ。汚部屋出身の彼女が捨て変態となるまで、そしてそのものの少ない部屋。すごかった。
正直、そこまでになりたいかと言われると、まったくそうではないのだけど、あの潔さには感嘆しかない。
捨て変態になった彼女も最初本を捨てられなかったというが、百巻超えの漫画を捨てられたらどうでもよくなった、というようなことを言っていた。私はとても、その境地にはいけないだろう。
それでも、今必要なもの、自分の気持ちがあがるもの、そんなものだけの部屋にしたい。私にはまだ、今必要なもの、いるものを選ぶことができていない。
理想とはほど遠い今、まだ失敗の最中だ。もっと思っていた部屋に近づけたときには、また記録を残したい。
丁寧な暮らしにあこがれて りお しおり @rio_shiori
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