裏話 色を失くした悪役令嬢編
カクヨムコン8本当にお疲れ様でした。
最終結果も出ましたので、裏話を投稿します。
企画者様が考えたタイトルが「色を失くした悪役令嬢」で、私があーだこーだ設定を足したり引いたりした結果、今に落ち着きました。
なんかポエミーなので、手紙っぽくまとめると素敵かも?
文面見た感じ、あくまでも聖女ちゃんを気にかけている、とんでもない執着を抱いている。なんなら百合っぽくもある。
ロベルトはそれを利用して婚姻まで漕ぎ着けた感じ。
無人駅にカバンを持って立っている主人公のイメージが湧いてきました。
だがしかし、このまま退場するのは非っ常〜〜〜におもしろくない! ので!
抗ってもらおうかな! なんてね!
そんな感じで書いてみると、これがまあ、難しいんですね。
悪役令嬢=シンデレラの姉など
聖女=マザー・テレサなど
こり固まっった頭で流行りものなど書けるわけないんですね。
思考をアップデートせにゃならんなと思いましたよ、ええ。
きっちり調べ直してから、挑みました。
・悪役令嬢=悪役に仕立て上げられた令嬢
・いじめっ子って群れるよね
・聖女=世界を救う=勇者的存在
以上のことを踏まえ、作品を書きました。
不思議なもんでね、群れるんですよね。いじめっ子ってね。
おそらく、男女共通の話だとは思いますが。
だからといって、流行に完全に乗れたわけじゃないです。
何やらハッピーエンドが多いらしいですが、悪役を名乗ったからには貫き通してもらうのがウチのルールなのでね。譲れないところはあるんです。
なので、あんな感じに終わったのでした。
本来であれば、持ち前の優しさで世界に平和をもたらしたであろう聖女という存在が闇に堕ちた友人を助けられず、絶望する。
エゴのぶつかり合い、みたいなところがありましたかね。
変な欲を出さなきゃロベルトも排除されずに済んだのにねえ。
そう思うのは私だけでしょうか。
正直、この三人がうまくやっていくには聖女がマジで邪魔だなって思いました。
前提をぶち壊して申し訳ないんだけれども、この要素を排除することしか考えてなかったです。
この世の理みたいなツラしてる奴らの必要性を探り続けているわけですからね。
これが反勇者主義なるものに繋がるわけですね。
長月瓦礫が独自に掲げているひねくれ者のための主義です。
まあ、詳しいことは説明しているページがあるんで、そっちを見てください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
悪役転じて愚者となる 長月瓦礫 @debrisbottle00
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