子供でも大人でもない。繊細に描かれる少女の恋心。とてもオススメです。

子供から大人になるまで間の、繊細な恋模様。
とてもオススメです!

別の小説、「インディアンサマー[autumn]」からつながった恋愛物語です。
2部作の後編としても、単体としても、とても楽しめます。

こちらの作品を深く楽しんで頂けるように、僭越ながら簡単にご紹介させて下さい。
ストーリ、見ところ/推しポイント、主な登場人物です。


◆ストーリー
大学一年生になったハルの、一夏の物語。
親の離婚に自暴自棄になりながら繁華街で一人ふらついているハル。
若い男性グループに絡まてるところを、一人の男性キョウジに助けてもらうところから物語は始まります。
大人の魅力を持つキョウジとの出会いによって、子供だったハルの心境に段々と変化が訪れます。


◆見どころ/推しポイント
・恋愛小説を買ってきたかのようなクオリティの描写です。とても良いです!
・大人になりかけている大学生女子の心境の変化が繊細に描かれていて、とても楽しめました。
・このくらいの歳の子は、自由でいたいんですけれども、誰かに掴んでいて欲しい。見守っていて欲しい。そんな恋心にとても共感しました。

・季節が少しづつ移り行くような、繊細な心境の変化が話を追うごとに感じられて、とても良かったです。
・子供と大人のちょうど間、そんな年齢の揺れ動く「恋愛感」がとても心に響きます。

・キョウジさんの大人な魅力が何とも言えないです。大人な男性はとてもカッコいい!ラストまで読むと、ものすっごくキュンとしました!

・インディアンサマー[autumn] からの続きで読むと、自由なハルの女の子視点が知れて、とても楽しかったです!
そちらもオススメです。



◆主な登場人物
・ハル (千遥)
主人公。大学一年生の女の子。
自暴自棄になり、家出をした結果キョウジの部屋で生活をする。

・アキ (陽晶)
ハルのいとこで、ハルよりも一つ年下の男の子。
ハルとは、高校から住むところが離れてしまったイケメンな彼氏。

・キョウジ (恭司)
大人な雰囲気の男性。家出をしたハルの保護者として同じ部屋で生活をする。

・コウタ (安西航太)
大学の同じサークルの平凡な容姿の男の子。ハルの事を気にかけてくれる。

・マリナ(上野満里奈)
ハルの大学のお友達。


◆まとめ
ハルからアキへ季節が移り変わるように、段々と子供が大人になる物語。
それでいて、ゆっくりと天秤が傾くように「恋心」が揺れ動く様が繊細に描かれた恋愛物語です。

揺れ動くハルの気持ちになって下さい!
王子様のように助けに来てくれる男性。
包容力溢れる大人の男性。

この2人に恋心揺さぶられて、ときめいて下さい!
どっちがいいか、ハルの気持ちになっていたら、私の天秤は、最後の3話で振り切れました!!
やっぱり!!こっちですよ!!

とっても、オススメです!!