最終話 ドクセン/中多さんがますます素敵に!
○住宅街・通学路(朝)
#デートから数日後、一緒に登校している主人公と紗江。
SE ふたりが歩く音
紗江
「はぁ~……今朝も寒いですね……。」
「学校に行かず、お布団にずっと入っていられたら、って思っちゃいます。」
「え……? 《美也ちゃんみたいなこと言ってる》?」
「あはは……私、美也ちゃんにも影響されてるのかも。」
「特に、美也ちゃんの先輩への甘え方、とっても勉強になりますし。」
「《そんなに甘えたいなら、今日もおんぶしてあげるのに》……?」
「だ、大丈夫です~! 今日は、先輩の隣にいたい気分なので!」
SE 美也が走ってくる音
#美也、主人公と紗江のところにやってくる。
美也
「あー! 今日もふたりで抜け駆けして!」
「美也だけ仲間はずれにはさせないよ!」
「今日も、美也が紗江ちゃんのふかふか独り占め~♪」
#美也、紗江に抱きつこうとするが、紗江にヒョイッと避けられる。
美也
「なっ!? 紗江ちゃんが機敏に動いた!?」
紗江
「み、美也ちゃんごめんね!」
「今日は先輩と、一緒に歩きたいの……!」
#紗江、主人公の手を取ると、ぎゅっと握る。
美也
「ま~ま~! そんなに堅~く手を繋いじゃって!」
「紗江ちゃん、なんだか大胆になったんじゃない?」
紗江
「先輩が変えてくれたんだよ」
美也
「へ~、なるほど~。」
「にしし、わかったわかった!」
「今日は紗江ちゃんが、にぃにを独り占めってわけね♪」
紗江
「うん……先輩のこと、独り占めしちゃいます♪」
《おしまい》
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『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.3 中多紗江編』(CV・今野宏美、CV・阿澄佳奈)
【台本】ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.3 中多紗江編 監修・高山箕犀、鈴木悠太(シナリオ工房・月光)/ミミクル @mimicle_official
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