あとがき
『額の数字、それは強さ?』はいかがだったでしょうか。今作には推理する要素があるので当初は「ミステリー」にしようかと思っていたのですが、「額に数字が浮かび上がって、身体能力が変化する」という設定はどことなくファンタジックに感じられたので、「現代ファンタジー」にしました。
今作で大きなキーとなる「名字」についてですが、日本には約30万種もあるようですね。ある意味、「佐藤」や「鈴木」等といった単純な漢字の組み合わせに見えるかもしれませんが、種類によって人数が大きく異なり、それによってランキングが形成されている……という事実を、私は非常に興味深い現象だと捉えております。
今作の主人公・あかりの「一ノ瀬」という名字は、作中でも言及された通り、「漫画や小説などのフィクションによく出てきそうなもの」のつもりで設定しました(最近でも、某漫画誌でこの名字がタイトルに入っている作品の連載が始まりましたね)。「カタカナが入っている」というのが印象に残りやすいからでしょうか? ちなみに、カタカナが入っている名字で最も人数が多いのはやはり「一ノ瀬」のようですね。
また、今作はある種の「ゲーム」的な要素を含んでいますが、執筆時期の都合上、「ゲーム原案小説オーディション2022」には応募できませんでした。もし、今後も同様のコンテストが開催されたら、今作を応募しようかと思います(1万字を超えているので削ることになるでしょうが)。
今作を執筆する上で大いに参考にさせていただいた「名字由来net」の運営に関わる方々に感謝の念を抱きつつ、このあとがきを締めさせていただきます。
DANDAKA
出典:名字由来net
https://myoji-yurai.net/
額の数字、それは強さ? DANDAKA @dandaka
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