相手に“好きと言ったら?” 罰ゲームのお仕置き!

神石水亞宮類

第1話 相手に“好きと言ったら?” 罰ゲームのお仕置き!




僕の学校で、変なゲームが流行っている。

いや? 僕のクラスの一部の者だけで流行っているゲームだ。

どんなゲームかと言うと、、、?

相手の女の子に“好きと言わないで”自分の事を好きにさせ

られたら、その子はゲーム終了!

ゲームをクリアしたという事になるんだ。



・・・でも?

相手の女の子に万が一“好きと言うキーワード”を言ってしま

えば、その子は罰ゲームというお仕置きをくらう。

お仕置きがどんなモノなのかは、僕にも分からない!

相手の女の子を好きにさせれば、ゲームはクリアになるなら

簡単なゲームだと僕も思って参加したんだ。



『じゃあ、始めるか? 先ずは俺と金岡と城之崎、大東、三国は

どの女の子を好きにさせるか決めたか?』

『俺は、同じクラスの磯部に俺の事を好きにさせるよ。』

『えぇ!? 競争率が高いところに行くんだな~』

『そういう大東はどの子にするんだ?』

『ぼくは、下級生の篠崎しほちゃんかな?』

『あぁ~あの子か? 大人しい感じの女の子だよな~』

『あぁ、ああいう女の子は、オチると早いと思うぜー』

『そうなの?』

『城之崎は? 誰にすんの?』

『まあ、おれは檜崎だよ!』

『マジかよ! お前、リアルだな!』

『まあな~もう既に仲がいいし! オチるのも時間の問題だよ!』

『そんなに簡単にいくものなのか?』

『そりゃ~いくだろう!』

『まあ、頑張れよ!』

『・・・三国は? どの子にするの?』

『僕は、まだ誰か? 決めてないよ。』

『金岡は?』

『オレは、担任の先生のミサオちゃんかな!』

『マジかよ! まさか!? 担任の先生に手を出すとは? お前

やっぱー凄いな~』

『そうか?』

『あぁ!』






 *





という事で、みんなそれぞれターゲットが決まっているようだ。



中山は、【同じクラスの磯部とい女の子。】

大東は、【下級生の篠崎しほちゃん。】

城之崎は、【同じクラスの仲がいい檜崎という女の子。】

三国は、【まだ決まってないようだ。】

金岡は、【まさかの!? 担任の先生のミサオちゃん。】










ゲームが始まってから1ヶ月が経った頃。

一人目の犠牲者が出る。

その男子の名前は、城之崎だった。

普通にその日、学校に行くと、、、?

朝から、学校に救急車やらパトカーが何台も停まって警察もいっぱい

いたんだ! 僕は何事かと思い、近くにいたクラスの女の子に話を

聞いたら? まさか!? 城之崎が屋上から飛び降りて死んだと聞いた。



『・・・マ、マジかよ!? 嘘だろう!?』




僕は、他の3人に話にいくと、、、?

既に、3人は何か話していた。

そして、僕を見つけると、、、?

僕を遠くから呼んだ!



『おーい三国! こっちだ、早く来いよ!』

『なあ、どうなってるんだよ。』

『そんなの俺たちに聞いても分かる訳ないだろう!

ただな、城之崎がゲームに失敗したらしんだ! 同じクラスの

檜崎が他の仲がいい女の子に、こっそりこんな事を話していたらしい。』 

『えぇ!?』

『私ね! 城之崎君に【好き】って言われたってね!』

『マジか!? それで、罰ゲームにお仕置きとして! 誰がそんな事を?』

『すまない! 元からこれは! ゲームとしてあったんだ! まさか!?

罰ゲームがこんな風になるとまでは......。』

『どうやってやめるんだよ! こんなの聞いてねーえよ! 死ぬなんて!』

『“好き”って言わなければいいんだよ! フラれたら終わりじゃないの?』

『そうか! それでゲームが終われるなら、別に好きになってもらわなく

てもいいよな!』

『・・・あぁ、』





 ▼





そう話していた! 大東は? 数日後、交通事故で即死。

その次の日には? 金岡が通り魔にナイフで刺されて死んだ。

そして、とうとう中山も誰かに恨まれていたのか? 学校帰りに

後ろから包丁で刺されて亡くなった。

たった1ヶ月の間に4人も亡くなったんだ。

このゲームに参加した4人があっという間に亡くなる。

そして、僕が何故死なないかと言えば、、、?



・・・このゲームを考えたのは、僕だからだ!






 *





だから、また新しい仲間でこのゲームを始めるとするよ。



『おーい! 福本、お前さ~ゲームとか好きか? 面白いゲームが

あるんだけど? 参加しないか?』

『えぇ!? そんなに面白いなら、ぼくもやりたいよ。』

『あぁ、それなら決まりだな!』

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