掃除機と象
鮭さん
第1話
母が2階でかけている掃除機がうるさい。象が爆発しているようだ。象、爆死。
「うるせーよババア!!」
「助けてー!!象が爆発しているのよー!!」
「えーっ!!なんだってー!!」
ダダダダダダダァーッ!!
2階に行くと、無数の象が爆死し続け、母がそれらを掃除機で吸い取り続けていました。爆発した瞬間に母がそれらを掃除機で吸い取っているのです。すごい掃除機だなあ。
バーン!!
ギュオオーン!!
バーン!!
ギュオオーン!!
「その掃除機すごいねえ。」
「ふふん、これも、象よ!!」
バーン!!
ギュオオーン!!
バーン!!
ギュオオーン!!
「ええ、それは掃除機だよ。」
「いいや、象だよ。」
「掃除機だよ。」
「掃除機は象に似てるから象だよ。」
「掃除機じゃないの?」
「掃除機は象をモデルに作られてるから象だよ。」
「ええ、そうなの。」
「そうだよ。掃除機の掃も象から来てるんだよ。」
「そうなんだ。」
「そうなんだのそうも象からきてるんだよ。」
「そうなんだ。」
無数の象が爆死し続け、母がそれらを掃除機で吸い取り続けていました。
掃除機と象 鮭さん @sakesan
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