最強であるはずのハズレ異能力。使いこなすのは己次第?

能力を打ち消す異能力、それは確かに過去の名作を見ても認めざるを得ない最強の異能力の一つでしょう。
しかし作中でも語られている通り、異能力を打ち消したところでその後はどうするのか。異能力を捨てた肉弾戦を制さなければ戦いに勝つことはまず不可能。ましてや異能力で異能力とは関係のない物をぶつけられてしまえば最強の異能力もただの無能と化します。

主人公もその例に漏れず、打ち消しの異能力を駆使しても勝てない戦が続いていた模様。
この本来は最強であるはずの能力を無能呼ばわりされ、悔しいながらも認めざるを得ない日々が続いたそんなある時、とある人物が彼の能力に素質を見出した。それこそ最強の能力者にしてトップランカーであるヒロインの登場。彼女はまさかの学園で事実上のワーストである彼に目をつけたのです。そして発動されるライバル育成計画……戦闘狂かこいつ?

そんな彼女に手取り足取り物を教えてもらいつつ、自身の能力を改めて認識していく最中に出先で異能の暴走事件が勃発。……するもそこは能力打ち消し能力、わりとあっさり解決。やっぱ最強なのでは?
そして、その裏で動き出す陰謀……暴走事件を引き起こしたのは無能力者であることが判明して───?

正直能力の打ち消しという異能力は今の世じゃそれなりにありがちだけど、この能力は自分の知る限り少し違う感じで表現していてさんこ……ゲフンゲフンすごいと思いました(貧弱語彙)
先の展開も気になるところ……氏には若干申し訳ないですが一章を2度読み直したくらいですので、間違いなく面白い作品。是非とも他の方々にも届いてほしいですな!

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