「サバイバル」ものなんですが、作者が「理系」出身ということもありまして、色々な「サバイバル」の説明が「丁寧」で「わかりやすく」、そして、「こまやか」なのが特徴の作品です。
ただ、それを「理屈」ぽいと取る読者も一定数いるかな?というのが私の「感想」になりまして、「何も考えずに読み進める」という小説ではないのが注意点です。
しかし、文章じたいは「軽快」で読みやすく、「ヒロイン」と「主人公」のやり取りも「説明」をしているんですが、「説明」と取られない配慮がしてあり、とても「物語」と「知識」が同時に「頭に入る」工夫が、色々な所にちりばめられているので、慣れてくれば「誰でも」読める小説だともうのですが、「とっつき」の部分で「少し」引っかかる人がいるかもしれません。
でも「Drストーン」だって、そんな感じじゃないですか?最初はとっつき悪いけど、しばらく読むと面白くて止まらなくなるって感じの。。。そう、この小説も同じ「特性」を持っていますので、せめて「23話」までは読んで欲しいです!
ほんとにサバイバルしてて驚きました。
異世界とは言うものの、導入としては無人島サバイバルとして見て問題なしです!
祈りが足りない状態であることを考慮しても、なかなかとんでも理論でしれっと説明するあたりが拳を握るに十分な理由を作ってくれますね!
あらすじである目標は読んでる現時点ではまだ登場していませんが、丁寧な導入のためサバイバル的な観点での苦労等がよく伝わってくる物語となっています。
段階的に仲間は増える希望が導入の時点で語られているため、どのようなタイミングで投入してくるかも楽しみの一つとなりそうです。
序盤を読んだだけですが、まずは開拓的な要素が強めなので、そちら方面で興味のある方にお勧めしたい作品となっています!