ごきげんよう、なるほど、救世済民の行幸とはいえども、天人地姫がやってくるとなると、窮民が押し寄せてパニックになってしまいますものね。全員を救うことができないのなら、せめて民の窮乏を目に心に焼き付けるべし、というところなのでしょうが。
でも、なんだか全ての窮民を救えてしまいそうなスケールの大きさ。
もう、天人ではなく天神と呼んでもいいくらい。
ただそれを明確にミスティさんの為せる技、としてしまうと、既存の地上の統治機構自体がガタガタになってしまいそうで、それも実は問題なのかもしれませんね。
この時代は、中央に帝国、傘下に各王国等がある体制だと思うのですが、今ミスティさんたちが行幸している地方は、封建領主の支配圏なんでしょうか? それとも中央王室の直轄なのかしら?
作者からの返信
ありがとうございます。
そうですね、ネタ元というか背景は天皇の行幸でして、それに先立って街道が整備されたなどの記録があります。
御幸も皇族の場合の用語で、天人地姫も天神地祇から来ています。
ミスティはその気になれば単身で大陸統一も出来そうですが、王国のホーリーデイ家の客分に留まり、戦乱時もホーリーデイ家に累が及ばない限り、不干渉を貫いてきました。
国の配置としては、大陸の中央に帝国があり、南方に同盟国の王国があります。
そして、今二人が歩いているのは王都近郊の直轄地(王領)で、もう少し北上すると帝国との国境を守る諸侯、キノ家の領地となります。
お、久しぶりに見ました、鄒衍降霜!
これロマンチックなのに実用的でいいですよね~。現実にも降ってこないかな……。
作者からの返信
ありがとうございます。
いわゆる聖書の出エジプト記のマナですね。
うわあこのヒロイン凄いを出せてたら幸いです。