カクコン参加とnote創作大賞

篠川翠

結果はどうあれ他人に責任転嫁するな

 唐突ですが。

「直違の紋に誓って」を、カクコンに出します。

 https://kakuyomu.jp/my/works/16817139558463849542


 これは、カクコンのお知らせが来たときから視野に入れていました。他の参加者の方がどうされているかは知りませんが、私の場合、ほぼ全話の下書きをPCで終えてから、順次カクヨムに転載・投稿予約機能を使っていたので、完成の見込みが立っていましたしね。


 そして、本来ならば「note創作大賞」に出す予定の作品でした。

 昨年開かれたnote創作大賞が、一度きりの記念大会と化してしまったのは残念ですが、note創作大賞については結構嫌な思いもしましたし、これも何かの縁なのかもしれません。

 僭越ながら自戒も込めて、noteでの自記事のリンクを貼らせて頂きます。


 https://note.com/k_maru027/n/nc4e38da7a443


 note創作大賞に応募していないにもかかわらず、こんな記事を書いた裏には、とあるnoterの記事に触発されて怒りを感じたからです。

 その方は結果的にnote創作大賞で「落選」したのですが(中間選考も通らなかった)、それはそれとして仕方のないこと。

 ですが、自分の記事(それも、読者が限定される有料記事)の中で、「現代は長編が読まれないから、自分の作品は落ちた」「短歌が俳句、ショート・ショートが流行っているのはその現れ」という自説を展開していました。

 これは、長編を書く人に対しても、短編もしくは詩や俳句・短歌を楽しむ人双方にして失礼過ぎる暴論だと、ずっと怒りを燻ぶらせていた次第です。

 結果的には「note創作大賞」で優秀作品に選ばれた作品は、長編小説も含まれているので、この論説がいかに的外れであるかは、明らかです。


「直違の紋に誓って」は、「二本松藩士の御子孫の方の誇り」を書くことを許された、私にとって大切な作品です。

 それを知っていながら、その人は「へたくそ」だの「正義厨」だの、某ブログで散々にけなしてくれました。

 数字だけで言えば、その人が「note創作大賞」に出品した作品よりも、noteでは私の作品の方が数字が取れている。あまり数字の事は言いたくありませんが、さすがに自分より数字が取れていない人にあれこれ言われたくはありません。

 私がその人の作品に対して、一度たりもネガティブなコメントを残したことがないにも関わらず、です。


「相手のことをあれこれ言うよりも、まずは自分の実力を上げろ」というのが持論なのですが、それでもなお、私がこのクリエイターを許すことはないでしょう。


 カクヨムはnoteよりもこの手のクリエイターに厳しい印象がありますし、私の杞憂にすぎないのかもしれません。

 ですが、他人から才能を妬まれるというのは、ある意味、クリエイターにとって回復し難い傷跡を残すものです。


 コンテストはある意味ではお祭りでもあり、同時に熾烈な競争の場でもあります。

 noteで「コンテストに落ちた」→「批判記事をアップする」のルーティンを見る度に、つくづく感じるのです。

 コンテストや各種プラットフォームは、相手を貶すための場ではないのですよ、と。

 多くのクリエイターにとって自分の作品は我が子のようなものであり、編集者ならばいざ知らず、あれこれ言われて心穏やかでいられるはずがありません。

 

 キレイゴトと言われるかもしれませんが、それでも願わずにはいられません。

 どうか、多くのクリエイターにとって、このコンテストが気持ちよく参加できる場でありますように――。


©k.maru027.2022






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カクコン参加とnote創作大賞 篠川翠 @K_Maru027

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