瑛花さん、ご苦労なさったのですね。
だらだらと死んでる場合じゃない……だらだらと生きてる自分が恥ずかしいです。
作者からの返信
ごきげんよう、本城さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
まあ、そんな事おっしゃらないでくださいませ。私だって瑛花さんのような歩みが出来ているわけではありません。
時代が時代、おそらく多くの人々が瑛花さんのような悲しみや苦労をもって生きているような世相だと思っています。そんな状況で彼女が力強く歩めているのは、幼い弟妹の幸せを思って。
そして何より大好きだった父親への哀悼も含めて、父親に代わって、彼がそうだったように家族を守りたい、その一念だと思っています。
引き続きお楽しみ頂けますのならば、こんなに幸せなことはありません。
『だからさ、四季! あんたも死んじゃ駄目! 絶対、戦死なんか許さない、2階級特進なんか許さない! そんなことしたら、私がアンタを殺すからねっ!
↑ここまでのこれは台詞?ですよね、カギカッコ閉じてないように見えるけど、いいんでしょうか? 疑問に思ったので
ひまわりはモールスよりも登場人物たちが熱い感じがしますね。
感情が分かり易くて、僕は好きです。
作者からの返信
ごきげんよう、KAZUDONAさま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
このシーンは、四季の回想となります。
思い返す中で、瑛花が語った言葉の断片を拾い上げている、ですから彼女がその夜語ったことは書かれたことだけが全てではないし、全てを一気に話したわけではなく、途中で四季が言葉を挟んだり、全然違う会話に脱線したり、そんなこともあったかもしれません。
というような感じを描写したい手法として、最初だけ鍵カッコをつけて後は閉じない、という手法を、プロの作家様方が何名かされていたので、それを真似た次第です(ラノベではあまり見ませんね、そう言えば)。
なんか、いいな、って思って。
モールスの方は恋愛と言いながらも、どちらかと言うとサスペンス寄りでしたし、登場人物も総じて年齢も階級も高めでしたものね。
その点ひまわりの方は恋愛メインで、しかもお仕事シーンが少ないですから感情表現が多彩に出来たこともあるでしょうね。
好きと言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
瑛花さんが語った親父さんの話、泣けました・・・
瑛花さん、苦労人なんですね。小さな妹や弟たちのために、一番早く稼げるようになる道を選んだなんて。
ですがものすごく優秀・・・。かっこいいです。
『ダメコン名人』を『駄目なときには根性で乗り切れ』は笑ってしまいました、が、お父さんがどんな人なのか伝わってくるようでもあります。
しかし機密保護システムのバグ? え、なんか怪しいにおいがプンプンするのですが・・・!?
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
はい、瑛花さん、妖艶美女のように見えて、中身は苦労人の弟妹想いのお姉ちゃんなんです。
色々な意味で、世間の世知辛さや厳しさを知っていて、だから弱者が見えてしまう。それを手当たり次第に救おうなんてことはせずに、自分が持っている、自分だけがやれるスキルで世の中を変えたい。
現実的な彼女の行動原理の底にあるのは、やっぱり亡くなったお父様に、ほめてもらえるように、そんな父親想いの素敵なお姉ちゃん。
彼女が泣きごとを言えるのは、軍では四季ちゃんだけ、だから仲良しさんなおふたりでした。
あ、システムバグはこの物語のコアではありません、ただ彼女が調達部門を頑張る原因だったということだけなんです。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
しのぶさま
こんにちは。元、菱池ユミカですー!
四季さんだけが知る、瑛花さんの戦い。優しさでここまで強くなれるものなのかと、憧れすら感じます。でもそれだけではない、人間らしい切ない感情もあって。美しくパワフルな女性ふたりの心の奥をのぞいてみると、よりたくましさを感じました。
しのぶさまの書く女性は本当に、かっこよくて素敵です。
作者からの返信
ごきげんよう、やなぎさま。 まんてんさまってお呼びした方がいいかしら?
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
改名された後では、お初ですよね、なんだか嬉しい!
瑛花さん、匂うような妖艶美人さんなんですけれど、その中身はと言えば苦労人気質の家族思いの頼れるお姉さま。
お母さまを早くに亡くした後も、大好きなお父様のことを思って、幼い弟妹を守ってきました。
そんな彼女が、お父さまを亡くしてしまって、どれほどの絶望だったか。
その絶望をエネルギーに替えて、彼女は、彼女だけが出来る復讐を、今も戦い続けています。
軍人さんの中で文官出身、いろいろと辛いこともあったでしょうが、きっと自分を理解し、応援してくれている四季ちゃんが、口には出さないけれど心の支えになっているのだろうな、と。
私の書く女性は、その殆どが、私の憧れ、私がこの先、どんな人生を歩もうがきっとこうはなれないだろうな、っていう女性なんだと思います。
そんな私の想いをまんてんさまに読み取って頂けて、本当に嬉しいです。幸せです、本当にありがとうございます。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
こんにちは!
明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。
後方支援は大事ですもんね。
瑛花は調達なので少し違うかもですが、三国志のあたりだと物資輸送の輜重隊が第一功とか読んだことがあります。
引き続き、読ませていただきますね。
作者からの返信
ごきげんよう、アクリル板Wさま。
いつも丁寧にじっくりと、深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
執筆中でお忙しいでしょうに、ご無理なさらないでくださいませね。
はい、仰る通り、この時代の戦争ですから後方支援は何よりも重要な作戦出師事項ですよね。
最前線の2000万人以上の将兵への補給、輜重部隊も大変ですが、必要物資の手配もたいへんです。
加えて国家総力戦状態の地球において、全世界の経済を回すのはこの戦争という悲しい事態ですから、調達部門はまさに国際経済においても超重要部門となっています。
今回の物語は、そんな調達部門で頑張るふたりの恋物語です。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
おだ様、おはようございます!
今話には心を抉られてしまいましたよ。
ダメコンで職務を全うしたお父様。
その最期を思う瑛花さんの心情が胸に迫ってもう……。
自分なりの敵討ち、自分なりの地球防衛、その思いが四季さんに向く場面にも強く心を揺さぶられて、たまりません。
瑛花さんと四季さんのラストのシーンも最高です。
本当に素敵なキャラクターたちですね。
作者からの返信
ごきげんよう、明之さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援にゃコメント、本当にありがとうございます。
はい、魅惑的な大人の女性、軍人らしくない瑛花さんの、想いでした。
意外と苦労人で、家族思いの彼女、仰る通り、彼女は自分の得意分野で、彼女なりのやり方で、自分が経験した悲劇を少しでも減らしたい、そんな思いで職務に励んでいました。
現実世界での各国正規軍の陸海空、それぞれの兵器選定や戦備調達の場面で、政治や外国からの圧力、企業間の綱引きや国民世論により、本当に戦場で命を懸けている将兵の皆さんが望む装備が手に入らない、そんな話題を時折耳にします(ミリタリーは実は、全然詳しくないのですが)。
瑛花さんの抱える傷や悔しさ、そして残された幼い弟妹への責任感、全てを飲み込んで、ただ、本音を話せる得難い友人である四季ちゃんに酔いの勢いでぶちまけた瑛花さんの悲しみを明之さまに感じ取っていただけて、本当にうれしいです。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
もう十分頑張っていると思います。お父様褒めてくれますよ、きっと。だからあまり頑張り過ぎないでほしいなと思います。
それにしてもそんな過去を抱えていたとは驚きでした。悲しい想いをする人が居なくなればいいのになと思います。
作者からの返信
ごきげんよう、花音さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
瑛花に心を寄せて下さった、温かくお優しいお言葉、本当にありがとうございます。
直接の戦闘で戦死でも辛いでしょうに、怪しげな事故の噂まで付き纏う、それが瑛花の心をどれほどに傷つけたのでしょうか。
家族思いで、早くに亡くなったお母様の代わりとして頑張って家族を守ってきた彼女の唯一の心の支え、お父さまを奪われたその怒りを、こうして形を変えて頑張っている瑛花、四季はだからこそ彼女の支えになりたいと思っているのでしょう。
本当に早く戦争を終わらせたい、いちばんそれを望んでいるのは、軍にいる全ての人々だと思っています。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔いたします。
ダメコン、機関室と同じで最後まで人が残って、
動く限り動かさないと艦が死ぬ箇所です。
だから第二次世界大戦時、多くの機関士たちが魚雷で浸水し死にゆくなか、
あるいは命令で脱出を許されず、あるいは自らの意思で残り、
即死もできないまま仲間のために命を捨てて任務を全うする場所となりました。
誇りと悲しみで飾った鋼の棺桶です。
そのことを海軍にお詳しいおだ様がご存じないわけはない。
ということは、「気密の問題で窒息死した父」たちも、明らかに酸素メーターが
下がっていくなか、このままでは自分たちが窒息死するのを、そして今すぐ
ダメコンから逃げればまだ間に合うことを理解していながら、
「自分たちがダメコンから退いたら残る仲間たちも生き残れないかも知れない」
と考えて命をそこに置いていったのでしょう。
最終耐爆にある機関が逃げる間もなく一瞬で窒息する勢いの酸素低下を
引き起こすなど、艦体に宇宙空間と直接繋がる大穴でも開かないと
起き得ないのですから。そしてそんな被害があれば、窒息どころではない。
しかしそのおかげで生き残った仲間がいたからこそ、
この話が遠く星にいる娘まで届けられたのでしょう。
私は涙が止まりません。
作者からの返信
ごきげんよう、可付加さま。
いつも丁寧にじっくりと、深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
さすが、艦艇にお詳しい可付加さま。
まったく仰る通りで、戦闘艦における機関部員、そして応急班の方々、まさに艦のピンチで文字通り命を懸けて仕事をしなければならない、苦しい、けれど一番大切な任務ですよね。
太平洋戦争では、ダメコンの習熟度が日米の艦艇損失の運命を分けた、とも言われていますし、旧海軍の機関学校では、海軍兵学校に比べて、生徒たちにはいざとなれば慫慂として死を受け入れるべし、なんて教育をしていたとか。
それだけ、危険度の高い配置ということですよね。
瑛花さんのお父様の配置である応急指揮所でいったい何が起こったのか?
原因は戦闘の最中、最前線での応急修理と確定はしませんでしたが、備わっているはずのフェイルセイフ機構になんらかの問題があったのは、可付加さまのご指摘の通りだと思います。
だから彼女は、悔しかったのでしょう。
その悔しさを、そして同じ悔しさを感じつつも姉のみをまずは心配してくれる幼い弟妹のために、自分の手の届く範囲で改善し、父親の無念を晴らしたい、彼女の胸に秘めた静かな、けれど熱い想い、四季もそれを感じ取り、そしてまた可付加さまにも感じ取っていただけたこと、それが嬉しくて、本当に私も涙が零れます。ありがとうございます。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
酔わなければならない程の話を、酔ってでも伝えたい相手が、すぐ近くにいることは「一杯の幸せ」にも相当するものにも感じつつ、涼子様のそんな配慮が人事でなされたのかと思うと、
地獄に仏様、涼子様と拝みたくなるような一説でした(素晴らしきかな、アドミラル)
そんな地獄の沙汰も金次第な状況下のなか、資本主義を武器に金を命へと代える、まさに女神のような錬金術師。ただ、蘭様の幸せは一般ピープルとは程遠いだけに悲しみが大きく、悲哀の念にかられてしまいますね。
本当に認めてもらいたい相手が、この世にいない……自己肯定感もへったくれのない中での、世のため人のためですもの。せめて、長期化することを前提とした平和への夢物語の進展を願うばかりです。
作者からの返信
ごきげんよう、50%くらいかさま。
いつも丁寧にじっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
瑛花さんの打ち明け話でしたが、その匂うような色香の影に、まさかの苦労人&弟妹ラブな一面が。
戦争の世紀と呼ばれるこの物語の時代、様々な哀しいエピソードがそこら中に転がっている、瑛花さんもそんなひとりでした。
手の届く範囲でひとりひとりが頑張る、それが世界を少しづつでも持ち上げる原動力、気の遠くなるような遣り切れなくなりそうな時代でも、彼女は、そして四季ちゃん達は頑張っている、頑張らなければならない、その報酬がどんなに些細な幸せであっても、そういうお話でした。
50%くらいかさまの、本当にお優しいコメントを目にして、涙が零れそうになりました、本当に登場人物達に心を寄せて頂き、ありがとうございます。
引き続きお楽しみ頂けますなら、こんなに嬉しいことはありません。
終わりが見えない故に厭戦気分に陥るのは分かりますが、負けた側がどうなるかはモンゴル帝国の蹂躙や新大陸征服の末路を見ていれば分かるでしょうにと思ってしまいますね。ましてや、今回については地球の外側の存在なわけで何が起きるのか余計に分からないので。
この泥沼化している戦争に瑛花さんたちが新風を送り込んで欲しいですね。願うことにはそれだけの力があるように思います。
作者からの返信
ごきげんよう、焔さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
あまりにも長すぎた戦争、そして戦線が地球から遠ざかり、砲声も耳にしなくなると、途端に人々は楽観的に、そして目の前の不自由に苛立ってしまう、それは哀しいけれど人の世の常、なのかもしれませんね。
逆風が日々強まる中、戦争の実態を知っていてその行く末の恐ろしさを現実的にみている人々の声はなかなか市民には届かず、それでもそんな市民を守るためには風に逆らってでも戦い続けなければならない、そんな苦しさをUNDASNの皆は常に胸に抱えているように思えます。
せめてそんな苦しい戦いを続けている皆には、飢えることなく、凍えることなく、物資不足など心配せずとも済むように。
瑛花さんの想いは、今も戦い続けている兵士たちと自分が大好きだったお父様の影を重ねることで熱量を維持し続けられているのだろうな、と考えています。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。