月を見上げるときは大切な人と一緒がいい

よくある悪役令嬢の断罪モノ(その場合悪役令嬢は冤罪の場合が多い)と思うなかれ。
主人公の悪役令嬢リーザエッテは有罪です。
未遂じゃないんです。
ホントに殺っちゃってます。恋敵とか……未遂だけれど王太子当人とか。
いや、この人主人公で大丈夫なん?と不穏な雰囲気の中、リーザエッテの最後の人生が始まりまして。
小さな王太子との出逢いが、彼もリーザエッテ本人にも変化をもたらせます。
恋人同士のらぶらぶ(古ッ)とは少し違う二人の交流が、とても微笑ましくて。
直近の前世では毒殺未遂と断罪処刑の仲?だったのに。
序盤の名前もない使用人の「優しい心も育ちにくい」の台詞はもしかしたら件の天使からのリーザエッテへのヒントだったのでは?などと思ってしまうのです。

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