第12話 まとめ

 

 さて、ここまで長々と書いてきましたが、いよいよ最後のまとめです。

 養生の道をたどるコツ。それは、


 ダイエットしない。

 頑張ったらだめ。

 ノルマなんて考えない。

 『つづける』は正義。

 お菓子は食べよう(ただし、ルールをもって)。

 間食ではなくデザートとして食べよう。

 スイーツは自分で作る。

 スイーツではなくコーンテイストを食べよう。


 と、こんな所です。

 しかし、実は最後にもうひとつ、養生の道をつづけるためのとっておきのコツがあります。

 それを書いて終わりとしましょう。

 最後のコツ、それは――。


 幸せであること。


 それに尽きます。

 私も人生、それなりにいろいろありました。人生に失望し、先行きに何の希望もない。そんな状況で、人生を生ききるための養生なんてできるわけありません。『いま』が幸せであり、人生に希望があるからこそ、将来のためにわざわざ養生しようという気になるのです。

 本エッセイをお読みの方のなかには『痩せてきれいになれば幸せになれる』とお考えの方もいるかも知れません。

 順序が逆です。

 『痩せてきれいになれば幸せになれる』ではありません。

 幸せだから『痩せてきれいになれる』のです。

 では、幸せとは何なのでしょう。

 答えは人それぞれですが、私が『幸せの達人』として思い描くのは誰あろう、野比のび太です。

 のび太の人生を考えてみましょう。

 のび太はまず、『しずかとの結婚』という明確な幸せのイメージをもっています。そして、『しずかとの結婚』という目標のためだけに力を注ぎます。それ以外のことには何もしません。ひたすら昼寝をして過ごす。

 これこそ幸せの極意。

 私はそう考えています。

 のび太の特徴を整理してみましょう。


 自分の幸せとはなにかを明確にイメージしている。

 幸せの実現のために力を尽くす。

 それ以外のことには頑張らない。


 この三点です。

 とにかく、自分の幸せとは何か。それがわからなければ何もはじまりません。まずはその点を明確にすることです。

 そして、その実現のために力を注ぐ。それ以外のことはしなくていいです(笑い)。幸せ実現のために必要なことをしたらあとは、のび太を見習って昼寝して過ごしましょう。

 それでこそ、人生を生ききるために養生する気にもなるというものです。


 以上、なんともとりとめのない内容になってしまいましたが、何かの参考になればと思い記してみました。

 なお、質問等ございましたら、コメントにてお気軽にどうぞ。可能な限り、答えさせていただきます。

 それでは、皆さまの幸せを願って。

                    完

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体重もウエストサイズも94から76まで落ちたので、どうしたらそうなったかを書いてみた。 藍条森也 @1316826612

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