この物語は、主人公の栗林有介が声にコンプレックスを持ちながらも、ひょんなことから美少女Vチューバーとしてデビューする成長譚です。彼の姉が配信機材を切り忘れてしまい、偶然にも全世界に自分の歌声が配信されてしまうことから始まります。この出来事をきっかけに、ゲームが得意な彼は「アリス」というVチューバーとして活躍する道を歩み始めます。
物語はテンポよく進み、多くの個性豊かな女性キャラクターが登場しますが、嫌な人物は登場せず、安心して読み進められます。Vチューバーの世界観にしっかりと基づいており、読者が共感できる要素もたくさん盛り込まれています。特に主人公の成長と周囲の温かい反応が魅力的で、読者を引き込む力があります。
この作品は、コンプレックスを武器に変えて成功する夢を描いた一冊として、多くの人におすすめできます。