常識を破壊しろ。それがお前を縛る鎖ならば

自由気まま。行く雲のように、流れる水のように。
そんな比喩がよく似合うフリーダムな女性のサプライズ演出物語。
彼女には一切の常識など通用しない。堅物な連中の頭にドリルを打ち込み、風穴を穿って通しを良くしてやるのが彼女の仕事だ。

その言動には作中のキャラクターはおろか、読者ですら振り回されっぱなしとなる。貴方がこの話を読み終えた時に感じるのは、羨望か? 感動か?
はたまた、頭痛かも。

しかし、自由には代償が付き物である。
野生の鳥は優雅に空を舞っているのではない。
逆風の中、彼等も生きることに必死なのだ。

何が私達の人生をつまらなくしているのだろう?
自由に生きたければ何をするべきなのだろう?
自由とは何か? 幸福とは何か?
それを知りたい貴方へ、おススメです!

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