概要
疾く忘れてくれ。
気付くと“僕”はこの島にいた。海に囲まれた牢獄。今生で役目を終えた命が次の始まりを待つ場所。
島の中心に聳え立つ時計塔の針は、僕がここに来た時からずっと零時一分を指し続けていた。
あと一人、たった一人だけが死んだ僕をずっと憶えている。
なんて迷惑な話だ。
島の中心に聳え立つ時計塔の針は、僕がここに来た時からずっと零時一分を指し続けていた。
あと一人、たった一人だけが死んだ僕をずっと憶えている。
なんて迷惑な話だ。
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