意志を貫く者と、深い想いを抱えた2人

ネタバレにならない範囲でですが…
時代考証や地理、文化的な側面からも非常に勉強になる作品です。
主な舞台は北欧ノルウェーですが、その時代やそれ以前の欧州文化や人物エピソードなどが出てきて非常に知的好奇心を刺激されるとともに、見事な描写力でいったこともない世界が脳内で描かれます。
魔法使いと一般的に聞くと、まずは派手な魔法合戦のようなものを連想することが多いかと思いますが、本作は魔法を生活のレベルに用いており枷などもある事で魔法だからなんでもありとなっていない事も魅力かと思います。
誰に反対されようともやりたい事がある。辛くとも、こうありたいと願い行動する。
リアルに描かれた世界観で繰り広げられ交差する人間模様は一人一人が生きていて、本当に強い魅力を感じます。
海外を舞台に描いた作品で、これほどリアルな描写というのは本当に凄い。

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