女たらしでだらしないクズの主人公「百瀬」は初めて好きになった定食屋の娘が風俗にいたという衝撃的な失恋を経て、エロゲーやアニメにどハマりにし餓死し、異世界に転生してしまう。
クライドという男の身体に入った主人公はそこで出会った美しい美貌を持つ破滅の魔女「エリーナ」に一目惚れする。
クライドは半ば強引にエリーナの弟子になり家に押し入り、彼女を口説き落とそうとアレコレと画策するが……。
まず最初に他のレビューにも書いていますが、3話までは女たらしの主人公の紹介です。
そこでブラバするのはもったいない。
4話から魔女エリーナとの出会いがあり、面白くなります。
主人公もただの女たらしではない。振り切っているんです。
エリーナを口説き落とすためにはあれやこれやなんでもするし、エリーナの機微にも細かく反応するし、
女たらしなのに逆に清々しくなってきます。
エリーナも徐々に絆されてツンデレ気味になるのも可愛いし、途中に出てくる妖精も魅力的なキャラになっています。
一章ではまだまだ女たらしで外道。未熟な部分も多々ある主人公ですが、
それでもエリーナに全力でアピールしようとするだらしないけど芯のある男と感じました。
チートとか最強とかではないですが、読んでいたら徐々に好感が出てきて、
気付いたら、一章は一気に読んでしまうことになるでしょう。
「4話」からなんですよ。この物語が面白くなるの。「3話」までは、ただのエロくてクズな主人公の紹介にすぎないんですよね。でも、この部分があるからこそ、「4話」からが面白い物語になっていくんですが、、、
とにかく、このお話を読む時は「3話」でブラバするのは禁止です。「4話」からは魔女とのスローライフ的な話が始まり、徐々に世界が広がっていくんです。こういう雰囲気好きな人、結構、多いと思うし、こういう雰囲気を作れるのも「3話」までの話が利いてるからなんですよね。
正直言って、せっかちな人は「1話」でブラバすると思います。長くて「3話」でブラバする人多いと思いますが、絶対に「4話」まで読んでください。そこで雰囲気かわりますから。ブラバするのは10話まで待ってください。10話まで読んだら、きっと最後まで読みたくなりますので。。。