第24話『身心脱落』(最終話)

 ボクシングをはじめた日。その最高峰である世界チャンピオンを目指すということが、どれほど途方もない道のりであるのかを理解した。


 身体能力と技術の融合によって生み出される超人的パフォーマンス、それは、決められた性能を持つ手札を組み合わせて力を発揮するカードゲームとは、全く別の世界だった。


 初日は、少し体を動かしただけでバテてしまった。ジムに通うわけでもなく、ただ強くなりたかった木津は、しかし、闇雲なトレーニングが結果を遠ざけるという真実を、早い段階で理解する。


 教えてもらえないのなら、みずから学ぶほかはない。専門書、ネット、情報媒体を駆使して自己強化の方法を模索した。配られたカードで勝負をするのでは話にならない、自分で作ったカードで戦うのがボクシングなのだ。


 木津研二がほかのボクサーと決定的に違うのは、その考え方だった。元々持っている物だけで戦うという思考が、彼にはないのである。だからトレーニングに何度行き詰っても、センスや才能という逃げ道に迷わない。幸運な事に木津は初めから、欲しいものを手に入れる為、あらゆる苦痛を受け入れる覚悟もできていた。


 思った通り、木津にはボクシングの才能がなかった。

 パンチ力は並以下、かといってスピードがあるわけでもない。入門初日に木津のボクシングをみた新海の落胆は、計り知れなかった。しかも、言う事をまったく聞こうとしない。まさに典型的な底辺ボクサーだった。


「俺も、もうちょいパンチ力欲しかったなぁ」


 トレーニングの休憩中、何気なく南がこぼした言葉に、木津は困惑した。


 ボクシングはタイミングとバランスのスポーツだ。強打者はゲームメイクをする上では有利だが、ボクシングのすべてではない。だというのに、アマチュアで英才教育を受けてきた南から、そんな台詞が出てくるとは思わなかったのだ。


 さらに木津の不信感を決定づけたのは、この後に続く新海の発言だった。


「しょうがねぇだろ。パンチ力ってのは、才能だ」


 ハードパンチャーは才能であるという、致命的誤解。

 ボクシングだけではない。多くの格闘技において、選手はもちろん指導者に至るまで、パンチに対する重大な誤解を持っている。それは、拳質に対する思い込みだ。事実、正気を疑うほど多くの人間たちが、格闘家の拳質が先天的に決定されるものと思い込んでいる。

 しかし、そんなことは本来ありえないのである。


 拳の大小や筋肉量、骨密度まで見渡しても、強打者に肉体的な共通点は見当たらない。前述した多くの人間たちは、その時点で思考を放棄してしまい、拳質の謎を『才能』の一言で片づけてしまう。実に愚かな話である。


 そもそもパンチとは、いくつもの筋肉と骨格の連動によって生み出されるものなのだ。ゆえに選手はフォームを磨き、パンチの威力と精度をあげていく。拳質とは、あくまでもその考え方の延長線上に存在するのである。つまり、拳質は変えられるものなのだ。


 だが、ほとんどの人間はその謎を解明する努力を諦める。なぜか? その方が楽だからだ。そこまでしなくても普通にトレーニングを重ねていれば、自然と人間は強くなる。


 こうして、諦めた者と諦めなかった者との差は、確かなアドバンテージとなって結果に現れるのだ。絶望的なほどに。


 木津は諦めなかった。


 自分のパンチが軽いことは知っていた。だがそれ以上に、静川なら絶対に諦めないことも知っていた。必ずこの問題を克服できる、その確信があったのだ。

 彼は、『確実に正しい』とされる要素を、ひたすら積み重ねた。研ぎ澄ました。


 そして時は訪れる。

 ポジション、全身の連動性とフォーム、脱力、打角、そして最終到達点の追求によって、木津の拳に、何かが起こり始めていた。



◆      ◆     ◆



 どよめきが会場内を包んでいた。

 挑戦者の長いジャブが、チャンピオンをリング中央から押し出し始めている。絶好のポジションを保持していた滝聖人は、このラウンドから急に圧力を増した静川大樹の攻撃に、対応できなくなっていた。


 ジャブが硬いのだ。グローブで殴られているとは思えないほどの一点集中感、人差し指と中指の拳ダコが同時に着弾するのが、直に分かる破壊力。


 ガードの上から放り込まれる静川のパンチが、先ほどまでとは明らかに違う。

鋭い。重い。そして、


 しかも、二人の距離は縮まっている。インファイトなら滝の方が勝ると踏んでいた観客達も、予想が外れた理由を測りかねていた。どうしていきなり、パンチの威力が増大したのか、その答えに真っ先にたどり着いたのは、やはり滝だった。


 アジャスト。

 世界戦では12ラウンドという長丁場を想定しなくてはならないボクシングにおいて、重要な考え方である。


 初対戦となるボクサーが相手の場合、ほとんどのセコンド達は、選手に1ラウンド目の様子見を指示する。これは相手ボクサーの能力、パンチ、距離感などの情報を選手の体に記憶させるためである。この行程を終えた選手は、次に自らのパンチを相手にヒットさせるためのアルゴリズムを、体内に構築していくというわけだ。これがアジャストの理屈である。


 トップボクサーになるほど試合でのアジャストが早く、また、相手にはそれをさせない。

 つまり、2ラウンド続けて強打を振るった滝聖人のボクシングに、静川はアジャストしたのだ。


 距離とタイミングを掴まれているせいで、滝のパンチの命中精度はがた落ち、逆に静川のそれは正確に、効率良く放たれる。

 それでもなお、コーナーから試合の動向を見守っていた両陣営は、突然威力を増した静川のパンチに首を傾げている。特に、赤コーナー側の狼狽は大きかった。彼らは前情報や試合動画の様子から、静川の拳質はハードパンチャーとは言い難く、どちらかといえば、特徴のない選手だったはずだと、誰もが思っていた。


 ただし、前例がないわけではない。

 かつて、日本屈指の強打者と謳われたボクサーがいる。

 元WBAスーパーフェザー級チャンピオン、『KOダイナマイト』とまで呼ばれたボクサーだ。KO率83パーセントという驚異的な記録を残すスーパーボクサーだが、意外にも大学四年間の途中まで、補欠にも選ばれなかった選手であったという。しかし、その後の努力によって、彼は超人的な強打と戦闘力を手に入れた稀有なボクサーだった。


 そうしたボクサーの存在を、当然滝は知っていたのだろう。

 だから静川の強打には驚いても、動揺した様子がない。冷静にパンチと距離を選び抜き、滝は静川とのジャブの差し合いを制していく。


 ようやく相手に足を使わせる段階まで作戦を遂行した静川は、ガス欠寸前の体と交渉を続けていた。やせ我慢で攻勢には出ているが、もらったダメージが大き過ぎる。いつ腕が、そして足が止まるか分からない状況だった。


 息が上がる、体温が上昇する。

 足は常に新しいポジションを取り合いながら、両目は滝のフェイントと実射を仕分ける作業、そのうえ両手は攻防を反射で行い続ける。頭の中では、次なる策を練りながら。

 これが、世界を狙う者同士のボクシングなのだ。


 そして第3ラウンドが残り一分を切る頃、異常事態が発生した。


 さっきから、

 今度は滝が、静川にアジャストしたのだ。フェイントパターンを変えてみても、パンチの緩急で幻惑しても、紙一重で避けられる。一通りの攻撃を出し尽くした静川は、状況の打開を迫られた。


 滝相手に基本通りの軌道や組み立ては、そのほとんどが読み切られてしまう。ここまで彼が被弾したパンチを分析した静川は、それらがすべて意外性に基づいていることを思い出す。


 滝の予想を外すこと、それは、静川自身の安全を放棄する行為に他ならなかった。

 ジャブが飛んでくるが、静川は頭を振って的を絞らせない。彼はパンチをかいくぐって、確保していた安全圏を放棄、前に出る。迷っている暇はない。ここから先は相手の射程圏内、ジャブ一発でも被弾すれば、コンビネーションまでセットでもらう事になる。


 ところが、三度目の正直はなかった。

 次なる静川の奇行を予測していた滝聖人は、彼の飛び込みざまにアッパーを放っていたのだ。


 静川はもう、何もできない。

 今から腕を動かしても、パンチにガードが間に合わないことを即座に悟る。もはやガードも回避も不可能なタイミング、静川の体は頭で考えるよりもなお早く、滝のアッパー阻止を選択した。


 パンチが完成する直前に、静川は体ごと滝にぶち当たった。


 間一髪、アッパー直撃を免れた静川は、左脇腹の異変に顔をしかめた。顎の代わりを務めた肋骨が、折れたのかもしれない。しかし、正面ではさらなるアクシデントが起きていた。


「――――、!?」


 滝の左瞼が大きく裂けて、顔面が鮮血に染まっていた。


「ストップ!」


 違う。そんなつもりではなかったのだ、と、静川は思わず口に出しそうになった。

 

 しかしその前に、レフェリーが二人の間に割り込んでくる。

 体を押しのけられた静川は、左脇腹の痛みを悟られないように、無表情でニュートラルコーナーへ戻っていった。

 駆け付けたリングドクターの表情が、険しい。出血量が多いので、拭き取りに時間がかかっている。傷は、思ったよりも深いようだった。


 ドクターと話していた滝が、大きく首を横に振っている。偶然のバッティングとはいえ、やられた方にしてみれば、災難以外の何物でもない。

 それでもニュートラルコーナーへ戻った滝は、先ほどと同じように両拳を構えて直している。とりあえず、今のところは試合続行らしい。


「ボックス!」


 レフェリーの宣言と同時に、静川はコーナーを飛び出した。


 だが、滝聖人はそれ以上のスピードで駆け出していた。再び顔を血で染めながら、滝はポジションに先着してビッグパンチを突きこんでくる。全身に行き渡る緊急指令で足を急ブレーキした静川が、ガードの上からパンチを喰らい、ロープ際まで吹き飛ばされた。

 まるで交通事故のような衝撃に、静川の呼吸が止まる。



 ここはリングの上だ。ここで死んだ奴は、天国でも地獄でもない場所に行く――。



 会見で滝に言われた台詞が、静川の脳裏を駆け巡る。殺してやる、とは静川の発言だが、死ぬのはお前だ、と、今のパンチで返答された気がした。


 絶体絶命の静川を救ったのは、第3ラウンド終了のゴングだった。


 力なく青コーナーに戻った所属ボクサーを、新海は黙って迎え入れる。本来なら、疲労の溜まった選手に声をかけるべきタイミングだが、彼はもう余計な事を言わなかった。


「よっしゃ、ようやったわ! 今のラウンドは取ったで!」

「ああ。でも……」

「喋らんでええ。次のラウンドの事だけ考えるんや!」


 静川が何を言いかけたのか、南には分かっている。もちろん、作業中の新海にも。


 滝の瞼が、切れた。

 たとえ偶然のバッティングであっても、傷口が深ければ、ドクターによる試合ストップがかかってしまう。通常の試合進行であれば、負傷による試合中止は『中断したラウンドまで』のポイントで判定が下される。


 だが、これは東洋太平洋のベルトを賭けたタイトルマッチなのである。4ラウンドまでの負傷による試合中止は『強制ドロー』、ベルトの移動自体がなくなってしまうのだ。

 世界戦では、まれにこのルールが悪用される。

チャンピオンがカットによる負傷をした場合、インターバル中にセコンドがわざとその傷口を切り広げ、レフェリーに試合の続行不能を申し出るケースである。試合は行われているので、ファイトマネーは確保済み、ベルトも防衛扱いなので一石二鳥というわけだ。


 静川陣営が案じているのはまさにそれだった。しかも、ここまでの3ラウンド中2ラウンドは滝が取っているだけに、試合から逃げたという後ろ指も刺されにくい。

 案の定、赤コーナーは先ほどから不穏な動きをみせている。


 こんなところで終わってしまうのか? 死に物狂いで積み上げてきた静川の、否、新海ボクシングジムの努力が、こんなにあっけなく……。


 せわしなく手を動かしてはいるが、口惜しそうな南の顔が、これから起こる悪夢を予感させていた。


 それにしても、ずいぶんパンチをもらってしまった、と、半ば諦めの境地に達した静川の頭は、妙に冷静だった。あと一分半で、すべてが終わってしまう。静川大樹の夢見た世界チャンピオンベルトが、もう二度と手の届かない場所へ遠ざかっていく。

 この試合をモノにして、世界戦線への切符を手に入れるはずだった。


 ふと静川は、作業の手を止めて自分を見下ろしている男に気が付いた。


 野々見沢だった。


「な、なんで、お、お前の、ぱ、パンチが、あ、当たらない、か、わ、わかる、か? し、静川」

「黙って手ぇ動かせや! 野々見沢!」


 南が苛立って声を張るが、野々見沢には馬耳東風だった。

 しかし次の瞬間、普段から何を考えているのかまるで分らないこの男から、意外な言葉が吐き出された。


「あ、明日が、そ、そんなに、だ、大事、な、なのか? ジャブを、う、打つ方が、だ、大事だ」


 驚きのあまり、木津はなんの反応もできなかった。


 自分の為だけに生きていたあの野々見沢が、他人のための言葉を探している。

 もしかしたら、彼にとっては生まれて初めての事なのかもしれなかった。言いたいことが、うまく伝わらないもどかしさ。一人で生きてきたこれまでは、けして知ることのなかった苦痛の中に、彼はいた。


 子供が少ない語彙で大人に話すように、野々見沢は顔中にびっしりと脂汗を搔きながら、グローブに包まれた静川の両手を指差した。


「け、結果は、あ、あとから、つ、ついて、く、くる。べ、ベルトなんか、わ、忘れろ」

「野々見沢……」

「い、今だけを、み、見ていろ」


 その言葉を最後に、セコンドアウトがアナウンスされる。

 処刑台にあがる罪人の気持ちでニュートラルコーナーに立った木津は、そこで、奇跡のような光景を目の当たりにした。


 滝聖人が、赤コーナーに立っている。


 ゴングが鳴った。リングの中央でグローブを合わせる際、木津はプロとしてマナー違反だとは知りながら、我慢できずに尋ねてしまった。


「どうして?」


 その問いに対する滝の答えは、簡潔だった。



「――――、



 合わせたグローブが離れる。それが戦いの合図だった。


 滝による、通算四度目のアタックがきた。クロスレンジまで一気に間合いを詰められた木津は、足を止め、即座に応戦する。

 ステップワークに差がありすぎて、アウトボクシングは封じられている。わずかにリーチで上回る木津は、せめてポジションの差で射程距離を稼ぐしかない。それを見越しての接近戦なのだろう。


 超高速で差し抜かれるジャブの応酬は、ものの五秒で均衡が崩れた。被弾したのはやはり木津、テンプルにもらったジャブの衝撃で、保っていたバランスを崩してしまう。それを見て、待ってましたとばかりに滝が左右のフックを開始した。


 しかし、この試合中繰り返されているこの攻防には、木津もすでに対策を講じ終えていた。あの野々見沢ですら避け切ることができなかった、ノーモーションの左ストレートを顔面に叩き込み、力任せに滝を射程圏外まで突き放す。鮮血が、リング上に舞った。


 アウトボックスしていれば、たやすくポイントアウトできるはず。しかしここに至っても尚、滝はインファイトにこだわる姿勢を崩さない。

 野々見沢のアドバイスによって集中力を取り戻した木津は、その瞬間やっと、滝聖人のやろうとしている事を理解した。


 滝が短期決戦を仕掛け続けているのは、対モンスター戦を想定しているからだ。


 今思えば、ヒントはいたるところにあった。世界前哨戦を謳った滝聖人が、なぜ小器用なだけのボクサーである静川大樹を、対戦相手に選んだのか。


 出血で赤鬼のような顔をした滝が、もはや完全に見切られた右フックのモーションを起こしている。彼の拳の先にいるのは木津ではない、主要四団体を統一したスーパーチャンピオンなのだ。木津には、それが寂しかった。

 半歩。たった半歩のステップバックで、滝の渾身の一撃は木津を捕らえ損ねる。


 寂しさの正体を察した木津は、そうか、と、頷いた。



 あんた、初めから俺なんか見ちゃいなかったんだな――――。



 滝聖人は、ボクサー静川大樹の事をみていない。野々見沢の言葉が、拳の芯に突き刺さったような気がした。明日なんか忘れろ。明日なんか、と。


 滝はまだ、明日の事を考えている。


 だから木津は、彼に『今』をみせてやった。



◆      ◆     ◆



 ウォームアップは軽めに済ませた。

 新しいシューズはちゃんと慣らしておいた。質の良いものは日本製だというので通販サイトを回ってみたら、日本の相場をはるかに超えた価格帯に驚いたものだ。結局、地元の小さな専門店で安物を購入したが、履き心地はそれほど悪くない。


 トレーナーからは、そろそろガウンでも着たらどうだと言われたが、気恥ずかしいので断った。それにこの気温では、暑苦しくてかなわない。


 メキシコの気温は慣れてしまえばどうという事はなかったが、毎週土曜の夜にはじまる大騒ぎには辟易した。ホームパーティーが当たり前、近所迷惑という概念が欠如した文化には、ルールに厳しい日本人は気後れしてしまう。


 それでも、練習環境は最高だった。世界トップクラスの技術とトレーニングが学べるだけで、ここにきた甲斐があったというものである。


 花道でスペイン語の罵声を浴びるのにも、もう慣れた。

 日本で別れた新海ジムは、早々に世界を獲った野々見沢のおかげで見違えるように盛況なのだという。近く、連続防衛が日本記録と並ぶまでになると、自慢げな南の声が懐かしかった。去年、晴れて想いを寄せていた夏芽と結婚を果たした彼は、次期会長として辣腕を振るっているらしい。新海も喜んでいるだろう。


 あれから、三回負けた。


 気温に負けない熱気が会場内に充満している。日本では感じられない、殺意に似たこの大歓声の源泉は、スポーツベッドにおけるオッズのせいだろう。ここに来た当初は、ずいぶんと舐められたものだった。あの日、クラスメイト達に夢を笑われた静川のように。


……、けれど、本当はあの時、自分も笑っていたのだと思う。

 馬鹿みたいな夢だ、と。


 でもな、静川。

 もう、俺はお前のこと言えないよ。


 今日は珍しく、放映局に合わせて日本語でのリングアナウンスが流れていた。


『青コーナー。WBO世界スーパーバンタム級、第三位――――』


俺は今、


『――――、木津 研二』



お前と同じ、夢をみている。


                                         

                                     完

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明日をみる人面獣 腹音鳴らし @Yumewokakeru

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