コラム:劣化ウラン弾ってなに?への応援コメント
脊髄で反射的にしか思考できない人達って砲弾にも噛みつくんですね。農薬を販売していたときも残念な思考回路の方達に苦労させられました。よく心のなかで(農薬や化学肥料で栽培された野菜は清潔で品質が安定した野菜が収穫できるんやぞ!有機農法って早い話がう○こで育てるんやぞ。う○こや!う○こ!有機野菜が体にいいとか美味しんぼで得た知識程度で偉そうに語るなや!そんなに天然素材がいいならボツリヌス菌でも食っとけや!)と叫んでました。
家庭菜園を楽しむ人達が厄介でした。
作者からの返信
分かります!農薬嫌いな人は多いですし、かくいう私も無農薬・有機農法派ではあるのですが、農薬がいかに素晴らしく、また現在の徹底された安全管理がいかに確実性の高いものか、有機農法にどれだけ多くの問題が潜んでいるか、そういった基礎知識を得なければとても安全な有機農業は行えませんよね。安全そうだから~ではなく、なにがどれだけ安全で、どこに不確実性があって、リスクをどう管理するか?が重要だと思います。ほんわかした思考回路の人たちと一緒にはされたくないなあ、と思いながらやってました。
オプションもりもり高速要塞 バスティオンへの応援コメント
オプションで変わるっていうのは、おもしろいです。
もちろん、最後の落ちも笑っちゃいました。
作者からの返信
最近の装甲車は良い基礎を作って、オプションで盛ったり外したりするのが多くなってきていますね。とても賢い選択だと思います。専用車両を作るお金が無かったとも言う()
要塞・要塞!こう、言いたいことは伝わってきます
編集済
時代に愛された時代遅れ ゲパルトへの応援コメント
ゲパルトってどうなんだろうと思っていたのですが、優位性がよくわかりました。
作者からの返信
良かったです!意外や意外な機能が役に立つこともあるっていい例ですよね~
編集済
いつも兵器の強みと弱みを含めた詳細な解説をしていただきありがとうございます。
ウクライナとは余り関係のない質問ですが、中国台湾関係の緊張感が高まっていますが、実際に戦争になった場合に戦局はどのように推移していくと思われますか?アメリカ不利との報道をよく耳にしますが、エドワード・ルトワックは原水数台で南シナ海を制圧可能。中国の戦力脅威論は米軍の予算を増やしたい勢力が騒いでいるだけと著書で述べていて素人にはどちらの意見が正しいのかさっぱり分かりません。もしよろしければご自身がどのようにのお考えかお聞かせください。
物凄い文章量と詳しいお返事を頂き本当にありがとうございます。現状では台湾を占領できると思われる戦力はあるが、その後の政治を考えたらまだその時期ではないと中国が認識しているのですね。コロナとバブルの崩壊で民心が政権批判に傾くと、戦力不足でも暴発の可能性が高まりそうで恐ろしいですね。日本の準備が間に合えばいいのですが。私自身や子供達が徴兵されるような事態にならないように祈るしかないですね。
作者からの返信
米国が中国相手にどれだけ優位を取れるのか、また不利なのかは正直分かりません。中国の兵器の更新速度は速く、謎が多く、中国軍の内情も秘密が多いです。3年前の情報がアテにならないくらいです。分かりにくいというのは中国の強みだと思います。
現状では、中国も米国も相手の戦力を恐れています。中国は万が一負けた場合、カリスマ性を失い内乱を誘発する恐れがあります。米国は兵士が死ぬと世論がすぐに停戦へと傾く傾向にあり、損害は防ぎたいものと思われます。
台湾を短期制圧することは、中国軍の総力を上げれば難しくはないでしょう。地理的にも近いですし、米国や日本と直接対峙するわけでもありません。しかしそこに総力を注げるのか?注いだら国内外の反応はどうなるか?万が一ウクライナのように台湾が粘り強かったら?万が一空母が撃沈されたら?万が一補給が上手く行かなかったら?万が一米国の支援が間に合ってしまったら?
中国は政治的に不安定です。自由を制限しても何とかなっているのは上手くやっているからであり、戦争での敗北は現中国共産党が成り立っている前提を破壊しかねません。コロナ禍での行動制限に対する不満が爆発する直前で、極端なまでに制限を解除したのもそれが原因です。中国は党が支配していますが、党の行動は民衆に支配されています。そういう意味では日本よりよっぽど民主主義的です。
他に、戦争で直接負けなくても、経済制裁を食らえば終わりとなる可能性はあります。不安要素が多すぎて、軍事的には簡単なはずの台湾制圧を思いとどまっているのが現状です。
まあなので、中国が戦争を仕掛けるときは圧倒的な軍事力を誇示して周りに有無を言わせない空気を作れると思ったときでしょう。短期決戦をしかけ、勝てば恐らくそれで終わりです。
戦局としては、空軍と弾道弾、サイバー攻撃で一気に混乱させ、海軍力で海の優位を確保、空挺と強襲上陸で橋頭保を確保し、後詰の輸送艦から陸軍を送りこんで、ピストン輸送で補給しつつ機甲戦力で高速制圧。王道の流れだと思います。というかこれしかありません。どれか一つでもまごつけば、国外からの口出しを許します。
どれか一つでもまごつけば、と言う意味では原潜数隻で南シナ海を制圧できるというのは間違いではないかもしれません。が、言葉そのままの意味で言っているのであればとんだほら吹きです。もしくは20年前の常識にとらわれているとしか思えません。
原潜の索敵範囲、射程(巡航ミサイル除く)、移動速度はたかが知れており、数隻で制圧するには南シナ海は広すぎます。かつ、南シナ海は大陸棚なので原潜が不得意とする戦場です。浅海域で音を正確に拾い、隠れ、魚雷を避けることがいかに難しいか(Command: Modern Operationsというシミュゲーム実況を見ると分かりますが、潜水艦は通信・速度両面で連携が難しいので、海上艦艇がいなければ各個撃破されるだけとなります)
たった一つの兵器ですべてが決着することはまずありえません。いくつもの兵器を組み合わせることで有効となる兵器がほとんどです。原潜もその一つです。
米国は地理的に離れているため、補給が格段に難しくなります。だからこそ韓国や日本、フィリピンなどに拠点を置いているわけですが、このあたりの米軍だけでは抑止力として不十分になりつつあります。でも、米軍の本音としてはさっさと兵を引き上げたいところです。遠隔地の一大拠点を維持する金は膨大です。
だから台湾は自国戦力の強化を怠りませんし、日本は台湾有事が迫っている今日、大規模かつ恐ろしいまでのスピードで兵法同時に改革を始めているわけです。台湾有事に参戦するにしろしないにしろ、日本単体でも抑止力として中国ににらみを利かせる構えです。
戦局の推移としては、中国は王道のやり方で勝ちをもぎ取るでしょう。今の中国でもそれはできます。その確率がいかほどなのかは分かりません。中国がどこまで完璧な勝利を求めているのかは分かりません。でも中国軍の実力が、中国の求めるレベルに達していないのは確かです。だから中国は軍拡を続けています。
総力を注ぐことができず、または台湾が粘った場合、全ては狂いだし予測は不可能となります。日米の動向が最も重要になってきます。この二国がどう動くかで、全て変わります。
今の中国は、上手く行けば台湾を短期制圧することはできますが、日本を短期再圧することは不可能です。アメリカをいないものとして考えれば日台を相手にしても勝てるでしょうが、中長期戦と損害を覚悟するべきでしょう。
現実にはアメリカがいます。絶対に無視できない存在です。このために、戦争期間が伸びることは中国そのものに致命傷を与えかねないものとなっています。
純軍事的に考えれば、アメリカは不利どころか何もできないに等しいでしょう。台湾周辺の米軍だけで全力の中国軍と交戦したところで、足止めになるかどうか、なったとして何時間になるか……。
しかし、必ず政治が絡んできます。アメリカが参戦するなら自動的に日韓(話がややこしくなるのでここまで韓国を無視してきましたが、役割としては日本と同じです。北朝鮮が中国側で何かしら動くでしょうが)も何かしらの形で干渉してきますし、であれば中国軍は台湾を短期再圧すると言う目標を達成できない可能性があります。
達成できてもかなり厳しい状況に追い込まれ、13億人民による政権崩壊の可能性が残ります。
中国にとって、まだ台湾に手を出すのは賭けです。いつ手を出すかは分かりませんが、完全な勝利が約束されるまで手は出さないでしょう。王道の戦争ができるようになるまで、軍は肥大を続けます。
重要なのはむしろ政治的な戦局の方で、中国はバブル崩壊とロシアのウクライナ侵攻による種々の悪影響を受けて焦っています。その上コロナの大感染であり、国力は弱体化の傾向です。
軍拡にも近々ブレーキが入ると思われ、そこに日本の防衛力増強が間に合えば、あとは中国は追い込まれるまで何もできません。軍事力を人民に還元して軟着陸を狙ってくれれば、一番平和に終わります。
日本が間に合わなければ、そこで台湾に関してはほぼほぼゲームセットと見ていいでしょう。中国が侵攻を決定した、その時点で勝負はついているようなものです。ウクライナのようになる可能性はありますが、やはり低いものです。
中国はずるくてあくどいながら、賢くて慎重です。小国だったころの生き方と、大国の強さを持ち合わせます。強くて賢いからこそ、追い込まれる以外で下手な手は打たないでしょう。派手に宣言した時には、すでに王手を打っている、そういう戦い方をするはずです。
その賢さで、軍事的解決が無理なことを悟り平和的解決の方向へ持って行ってくれることを願います。そのためには、主に日米の抑止力を高めなければなりません。仮にエドワード氏の言うことが軍事的に正しくても、政治的には嘘と切り捨てて防衛力向上を狙わなければなりません。
戦局はすでに、進んでいます。
最強の自動「やり投げ」 FGM-148ジャベリンへの応援コメント
なるほど。
今年のウクライナ侵攻初期においてジャベリンが有効だった理由が良くわかりました。
一時期財務省の人が「ジャベリンがあれば戦車は不要」なんてことを言っていましたが、これ、きちんと事前にドローンなどで偵察してくる相手には通用しない戦法ですね。
そして射手のリスクが極めて高い。
万能ではなく、地形や状況に応じて上手に使いこなす必要があることがよくわかりました。ありがとうございます。
作者からの返信
そうです。初期にあれだけ活躍して、今は初期ほど話を聞かない理由はこのページで説明できます。
今のロシア軍は初期とは違い、偵察と砲撃に力を入れています。とは言っても偵察用のドローンが少ない(最も数の多いオルラン-10は日本製のエンジンが入ってこないため生産できていない)ので、ウクライナ軍が居そうなところ……都市に無差別砲撃を加えて更地にしています。
ジャベリンを狙って砲弾が飛んでくるわけではなくとも、隠れる場所が無いので活動が難しくなっています。
ロシア軍は戦車を後方に下げ、突撃は歩兵任せにしているのも、あまりジャベリンの活躍を聞かない理由です。
都市防衛戦が少なくなったのも、強く影響してると思います。今の戦闘の多くは平野中心の小競り合いなので、そもそもジャベリン用の目標が少ないのです。(だからバフムト攻防戦が市内に近づくにつれてジャベリンが復調しています)
財務省の言っていることは、ジャベリンや戦車の特性を完全に無視しています。ジャベリンは偵察と砲撃にとても弱く、土地を取り返すのには向いていません。
戦車はその火力・防御力・機動力で防衛戦を無理やりこじ開け、突撃路を切り開くことが出来ます。これを無くして奪還戦はできません。ウクライナ軍も大規模反撃には、必ず戦車を大規模に使用しています。
どちらが優れているではなく、単にどちらも必要だというのが、ウクライナの戦争で分かる事実です。
歌川ピロシキさんがご理解いただいた通りです。
よく出てくる基本的な用語の解説への応援コメント
うわぁ……とても簡潔でわかりやすいです。
このページだけでもものすごく勉強になります(´;ω;`)
このようなものを書いてくださって本当にありがとうございます<(_ _)>
作者からの返信
勉強になると言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます!
概念が難しかったり、分かり辛かったりする兵器は(例え正確に伝えても)間違って覚えられてしまうことが多いので、なるべく簡単に分かりやすくを意識してます。
新時代の榴弾砲 カエサルへの応援コメント
戦車があり、榴弾砲を搭載したトラックがあり・ミサイルが・迫撃砲があり。
素人目線では何がどう違うんだろう??ですが、きっと明確な境界はないのかな、とも思いました。
ウクライナで戦う兵器のひとつひとつが、戦況への柔軟な適応を求められているのでしょうね。
作者からの返信
設計思想は明確に違うのですが、使い方や改造次第では色んな兵器になり得る、ということが多いですね。そもそも兵器って何なんだろうって感じです。
ピックアップトラックはものを多く載せられる便利な自動車ですが、戦場では無茶苦茶な改造を施されて兵器として戦うことが多いです。でも設計は兵器として使われることは一切考えていません。
そのポテンシャルがあれば、いかようにも変えられてしまう。人間の「道具を作る・使う」能力が最大限発揮されるのが戦場で、そこにあるからには何かしらの改造が施されるのは必須。それは兵器でもそうじゃなくても変わらない……のかもしれませんね。
新時代の榴弾砲 カエサルへの応援コメント
私の爺さんがインパールで馬に引かれた砲を使っていた頃から80年程で砲の運用方法は何度も変わっているんですね。軍の装備の調達って難しいですね。
作者からの返信
おじい様インパールに!?すっげえですわよ……。
榴弾砲は技術の向上とともにあり方が変わる兵器ですね。最新の榴弾砲は軽度に装甲化されていて、タイヤ式ですが重量があり、ゆっくり走りながら目標に当てることを目指しています。もはや止まって撃つことが古いという……。
早すぎた新時代 M777への応援コメント
演習って本当に大事なんですね。自衛隊はアメリカ軍と演習できる環境があってよかった。
作者からの返信
ですねえ。この件に関しては薄々気づいていたらしいアメリカ軍のケツを自衛隊が引っ叩いた感じですが、自衛隊も似たようにダメ出しされた部分がありますからね……現代戦は組織改革もスピーディーにやっていく必要がありそうです
馬車馬のように M998ハンヴィーへの応援コメント
やはりハンヴィーでしたか。
民間版のハマーですら、日本の車道を走ってたりすると向かうところ敵なし!という存在感ですが、
モガディシュの戦闘では、四方八方から撃ちまくられる銃弾やロケットでぼこぼこにされて可哀想な有様に、、
いやいや、ハンヴィーが悪いわけじゃない。兵器には性能を発揮しやすい状況もあれば、性能の限界もあるってことなのでしょうね。
ふと思ったんですが、あれだけ撃ちまくられてパンクしない(しても走れる?)のが不思議です
作者からの返信
米軍のやられ役みたいなイメージがありますが、ちゃんと見るとすごい子ですよね。モガディシュは可愛そうでしたが、その戦訓を反映できるポテンシャルはあったのでまあ……。
ああいうタイヤは空気の代わりに硬質スポンジが入ってるか、空気タンクから供給して一定時間膨らませてるかのどちらかだと思います。最近はゴムの形状だけでパンクしない(空気が要らない)タイヤも考案されてますね
無個性の銛 AGM-84ハープーンへの応援コメント
陸地戦が目下の注目ですが、海!
クリミア橋を爆破しても、今もクリミアはロシアの支配下なわけで、あそこを拠点に黒海沿岸を攻められたら痛かったでしょうね。。
ハープーン、海面すれすれを飛ぶ&現代の基準ではちょっと遅めというスペック、なんとなくペリカンを連想しました
作者からの返信
オデッサ上陸なんかやられてたら、今よりずっと多くの土地を取られていたと思います。例え撃退できていたとしても。
ハープーンは遅いのが難点ですね。現代戦ではかなり撃墜されやすいです。このあたりは早々に超音速やステルス性を付与した露・中、自衛隊あたりが強い分野ですね。と言っても、戦闘状態のモスクワ相手ですら30発もぶち込めば撃沈確実でしょうが(B-52が2機かF/A-18が10機もいれば達成できてしまう)
編集済
このシリーズは兵器の長所と短所が本当にわかりやすい。ありがとうございます。
リクエストに答えて頂いてありがとうございます。
ロシアがウクライナの防空網を突破できない理由がよくわかりました。でもロシアが突破できないというよりもアメリカしか突破できないような気がします。
このコラムのお陰でウクライナ情勢がさらに理解できるようになりました。本当にありがとうございます。
作者からの返信
分かりやすいと思っていただけて嬉しいです!ありがとうございます!
アメリカしか突破できない>まあ、おおよそ、その通りですかね。あとは中国軍が突破できるかな……?くらいなもので。でもロシア空軍も頑張れば、時間はかかりますが突破できたはずです。多分もう無理ですが。
その毒針は鋭く FIM-92スティンガーへの応援コメント
コメントを失礼します。
開戦前は数日でキエフ陥落という観測もあったウクライナ軍がどうしてこんなに長期にわたって善戦をかさね、むしろ優勢なのか不思議でしたが、兵器の性能の差が大きいのですね。
和平を祈りつつ、ウクライナには勝ちつづけてほしい、とても苦しい前途なのでしょうが。。
大艦巨砲的な物量でなく、個人携帯の兵器が主力というのも、コサックの時代を連想して秀逸でした。
作者からの返信
驚くほど高いウクライナの士気、ロシア軍の準備不足が最も大きな要因ではありますが、おっしゃる通り兵器の質は西側諸国が一枚上手です。
とはいえロシア軍兵器の質も侮れないので、腐っても現代装備で身を固めた軍であることも事実です。まあ、その一枚が結構な差に繋がるわけですが。
今後の和平につなげるためにも、ウクライナ軍には頑張ってほしいところですね。そのフォローは我々がしなければと思います。
初戦では特に、個人兵器が威力を発揮しましたね。防衛戦だったという環境が大きいです。
よく出てくる基本的な用語の解説への応援コメント
わかりやすく解説していただきありがとうございます。勘違いしていた用語がかなりありました。
作者からの返信
良かったです!もし分からない用語とかありましたら、お気軽に聞いてください!
ハマると最凶 バイラクタルTB2への応援コメント
バイラクタルにスティンガー、ジャベリンとウクライナ関係のネット記事でたびたび目にしていましたがこんなに違うんですね。
作者からの返信
映像に映しやすい兵器って実態以上に「強い」印象を持ちますが、統計取ってみると案外そうでも無かったりします。どの兵器も状況次第、運用次第で活躍度が変わってきますね