このエピソードを読む
2022年12月17日 12:10
なるほど。今年のウクライナ侵攻初期においてジャベリンが有効だった理由が良くわかりました。一時期財務省の人が「ジャベリンがあれば戦車は不要」なんてことを言っていましたが、これ、きちんと事前にドローンなどで偵察してくる相手には通用しない戦法ですね。そして射手のリスクが極めて高い。万能ではなく、地形や状況に応じて上手に使いこなす必要があることがよくわかりました。ありがとうございます。
作者からの返信
そうです。初期にあれだけ活躍して、今は初期ほど話を聞かない理由はこのページで説明できます。今のロシア軍は初期とは違い、偵察と砲撃に力を入れています。とは言っても偵察用のドローンが少ない(最も数の多いオルラン-10は日本製のエンジンが入ってこないため生産できていない)ので、ウクライナ軍が居そうなところ……都市に無差別砲撃を加えて更地にしています。ジャベリンを狙って砲弾が飛んでくるわけではなくとも、隠れる場所が無いので活動が難しくなっています。ロシア軍は戦車を後方に下げ、突撃は歩兵任せにしているのも、あまりジャベリンの活躍を聞かない理由です。都市防衛戦が少なくなったのも、強く影響してると思います。今の戦闘の多くは平野中心の小競り合いなので、そもそもジャベリン用の目標が少ないのです。(だからバフムト攻防戦が市内に近づくにつれてジャベリンが復調しています)財務省の言っていることは、ジャベリンや戦車の特性を完全に無視しています。ジャベリンは偵察と砲撃にとても弱く、土地を取り返すのには向いていません。戦車はその火力・防御力・機動力で防衛戦を無理やりこじ開け、突撃路を切り開くことが出来ます。これを無くして奪還戦はできません。ウクライナ軍も大規模反撃には、必ず戦車を大規模に使用しています。どちらが優れているではなく、単にどちらも必要だというのが、ウクライナの戦争で分かる事実です。歌川ピロシキさんがご理解いただいた通りです。
なるほど。
今年のウクライナ侵攻初期においてジャベリンが有効だった理由が良くわかりました。
一時期財務省の人が「ジャベリンがあれば戦車は不要」なんてことを言っていましたが、これ、きちんと事前にドローンなどで偵察してくる相手には通用しない戦法ですね。
そして射手のリスクが極めて高い。
万能ではなく、地形や状況に応じて上手に使いこなす必要があることがよくわかりました。ありがとうございます。
作者からの返信
そうです。初期にあれだけ活躍して、今は初期ほど話を聞かない理由はこのページで説明できます。
今のロシア軍は初期とは違い、偵察と砲撃に力を入れています。とは言っても偵察用のドローンが少ない(最も数の多いオルラン-10は日本製のエンジンが入ってこないため生産できていない)ので、ウクライナ軍が居そうなところ……都市に無差別砲撃を加えて更地にしています。
ジャベリンを狙って砲弾が飛んでくるわけではなくとも、隠れる場所が無いので活動が難しくなっています。
ロシア軍は戦車を後方に下げ、突撃は歩兵任せにしているのも、あまりジャベリンの活躍を聞かない理由です。
都市防衛戦が少なくなったのも、強く影響してると思います。今の戦闘の多くは平野中心の小競り合いなので、そもそもジャベリン用の目標が少ないのです。(だからバフムト攻防戦が市内に近づくにつれてジャベリンが復調しています)
財務省の言っていることは、ジャベリンや戦車の特性を完全に無視しています。ジャベリンは偵察と砲撃にとても弱く、土地を取り返すのには向いていません。
戦車はその火力・防御力・機動力で防衛戦を無理やりこじ開け、突撃路を切り開くことが出来ます。これを無くして奪還戦はできません。ウクライナ軍も大規模反撃には、必ず戦車を大規模に使用しています。
どちらが優れているではなく、単にどちらも必要だというのが、ウクライナの戦争で分かる事実です。
歌川ピロシキさんがご理解いただいた通りです。