概要
これは私が愛した、魔法と呪いの物語。
西に、とある魔法があふれる不思議な国があった。その名はマレシオン。その国森の奥深く、1人生きる魔女がいた。
彼女の名はリリィ。彼女は人とそうではない者たちとの境界に立つ者。
最も死の影から遠い彼女は、永遠とも言える命、不死の体を持ち、境界の魔女と呼ばれ人々に嫌悪されていた。
その理由も、はじまりも、この国でそれを知る者はいない。
リリィはかつての思い出と面影を追いながら、独り森の奥深くで魔法と、そして呪いと向き合い続ける。
そんな彼女の元に、星の季節の終わり、1人の少年が訪れる。彼もまた人々に嫌われる存在、忌み嫌われし者(アナテマ)と呼ばれる呪われた存在だった。
リリィと同じく不死となった彼は、その呪いを解くべく、魔法に詳しいと噂される彼女の元を訪れた。
そして少年はリリ
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