めちゃくちゃ読みごたえがあるホラーでした。怖い部分はしっかり怖く、夜一人で家にいるのが怖くなった。同時に登場人物たちがみんな魅力的でほっこりしたり、悲しくなったり・・・素晴らしい作品に出逢えたことに感謝です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(292文字)
急に兄嫁に叩き起こされ、兄の死を告げられ、頼るべき霊能者リストと札束を押し付けられて、夜半の色が残る中家を追い出される。ホラー映画なら開幕30分くらいの一番面白くなってくるところから始まった物語は、リストの霊能者に次々断られたり、こんなことになった発端の家の因果を呪ったり、究明と新たな謎を同時に繰り返しながらどんどん進んでいきます。毎日更新というwebならではの形式もぴったりで、無駄なくホラーの面白いところを新鮮に採ってきて、しっかり料理してくれる魅力の作品。続きが楽しみです。