道の先

あ、眩しい



ぬるま湯に包まれてるみたいな、ここちよい光。


しばらく経って僕はようやく目を開けて、周りを見渡した。



右も左も後ろもなにもない。ただ前にまっすぐ続く1本の道。ずっと奥に、部屋のようなものが見える。



まずはあの部屋を目指してみようか。



ひたすらまっすぐ続く道を僕は歩き始めた。



歩き始めて、思ったより遠いことに気づく。でも、穏やかで優しい道。



暖かいひだまりみたいなここちで歩いて、ようやく着いた。




5歳、とだけ書いてある部屋に




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こころの旅 あめ @ame_627

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